この夜、返品可能です。
「っ、はぁっ、あ」
「あ。時間切れ」
でしょうよ。そりゃそうだよ。こんなつもりじゃなかったんだよ、宵くんのバカやろう。
「息上がってる」
「……、意地悪!」
「何のこと?仁乃の意思だったよな」
「っそれが意地悪なんじゃん!」
「俺はこういう人間です」
「この野郎貴様あとでカバンの中に納豆ぶち込んでやる……というのは嘘です」
「うん。だよね」
「っ!」
ちゅ。不意打ちで頬にキスを落とされた。
「顔赤いよ」と指摘され、手遅れだと自覚しつつも真っ赤な顔を隠すように 宵くんの胸に顔を埋める。