この夜、返品可能です。
宵くんのことが好きだ。
昔からずっと、宵くんのことだけを見て生きてきた。
たとえ彼に何人「せふれ」がいようと、わたしのことをまるで妹のようにしか思っていないと分かっていても、それでもずっと宵くんだけが好きだったのだ。
半年経った。
半年も、我慢した。
宵くんが大学から家にまっすぐ帰った日には絶対 彼の部屋に突撃して「一回だけ!わたしとえっちしよ!」と誘い続けた。
もういいじゃん、宵くん、早く折れてよ。
「宵くん」
「まだなんかあんの」
「2時間100円でどうですか」
「金とんのかお前、Aマイナスのその貧相な身体で?」
「お主知らぬのか?わたし脱いだらボイン」
「嘘にも程がある」
「宵くんお願い一生のお願い来世までいい子にするから」
「無理、まじで、ほんとに、死んでも」
ぐぬぅ、どうして、なんで。
宵くんのケチ。巨乳好き。クソッタレ。好き。