とろけるような、キスをして。



「……みゃーこ?」


「次会った時、返事してほしいって言ってたよね。


……修斗さん。私、修斗さんのことが好き。大好き」



 どんな言葉でこの気持ちを伝えようかと、たくさん考えて、悩んだ。


でも結局、思ってることをそのまま伝えるのが一番良いんだと思って、言葉を紡ぐ。



「返事、待たせてごめんね。私、向こうにいる間ずっと修斗さんのこと考えてた。早く会いたかった。直接声が聞きたかった。抱きしめて欲しかった」



 揺れる目は、驚きに満ちていてまだ受け止めきれていない様子。


待ちきれなくて、私から抱き着く。


すると、背中に大きな手が回った。



「……みゃーこ。本当に?俺でいいの?」


「うん。修斗さんがいい。……むしろ、修斗さんこそ私でいいの?」


「俺はみゃーこじゃなきゃ嫌だ。みゃーこ以外いらないしみゃーこがいればそれでいい」



 やばい、嬉しい。幸せ。


 ポツリと呟いた修斗さんの声は、震えているように感じた。



「夢じゃないよね?」


「夢だったら私が困る」


「やだ俺も困る。……どうしよう。マフラーも嬉しいしみゃーこが可愛すぎるし幸せすぎて俺今日死ぬのかな?」



 パニックになりそうな修斗さんを落ち着かせるために、少し体を離して顔を寄せた。



「みゃーこ?……!」



 肩に手を置いて、背伸びをして。目を伏せた先には、驚いた顔。


触れるだけのキスだけど、今の私には恥ずかしくてこれが限界で。
でも



「……それじゃ足りない」


「えっ……んんっ」



 すぐに塞がれた唇は、何度も角度を変えてどんどん深くなっていく。


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