とろけるような、キスをして。
「……ここ好き?全部教えて?」
私の感じるポイントを焦らしながら敢えて脇腹を摩るように撫でたり、内腿に指を這わせたり。
一番触れて欲しいところには触れてくれないのに、それだけで呼吸は乱れ身体は捩れ、全身が熱く火照る。
私を見下ろすその目が。私の名前を呼ぶその声が。私を刺激するその手が、指が。これでもかというほどに、溢れるほどの愛を伝えてくれる。
その愛に私はすでにどっぷりと溺れてしまい、もう抜け出すことは不可能だ。
修斗さんの全てが私を翻弄し、その滾る視線に負けないくらい私を欲情させることに、彼は気付いていないのかもしれない。
早く触って欲しくて、早く愛して欲しくて、必死にその身体を求めた。
「しゅ……と、さんっ」
我慢ができなくて、自分で下着を取る。
そして縋るように見つめると、その視線はどんどん熱く変わっていく。
「ひぁっ……あぁっ!」
ようやくその長い指が、一番敏感なところに触れた時。待ち侘びていた快感に、その手が離れないように自分で押さえる。
もっと触って欲しくて、何度も身体が仰反るように跳ねた。