茨ちゃんは勘違い
安部はハッと思い出したように、先程生首が居た場所を振り返る。
何もない。
ホッとしたのも束の間、尿意はまだある。
茨の事等この際放っておいて、トイレに駆け込もう──そう思いながら、進行方向を変えようと向き直った、その眼前。
妖しく、満面の笑みを浮かべた木更津が立っていた。
「ぎゃああぁぁぁあぁぁぁぁっ!!!」
突然現れた生首っぽい人物にビックリ仰天MAXになった安部は、叫び声を上げながらついに失禁。
女子達は茨と畑山がエライ事になっているので、まるで気付かない。
目の前で夥しい量の排泄をする安部を見て、木更津も我に返る。
「…!ちょっ、君!何してんだ!?臭いぞ、ってか、え、おい!!」
「ひぃいぃぃぃぃぃぃっ!!!」
干ばつした田畑を潤すかの如く、安部の悲鳴と放尿は止まらない。
木更津は今何が起きているのかすぐには理解出来ず、安部を罵倒する余裕も無く、ひどく混乱してしまった。
その直後、今度は背後で凄まじい水飛沫が上がり、再び甲高い女子達の悲鳴が聞こえた。
何もない。
ホッとしたのも束の間、尿意はまだある。
茨の事等この際放っておいて、トイレに駆け込もう──そう思いながら、進行方向を変えようと向き直った、その眼前。
妖しく、満面の笑みを浮かべた木更津が立っていた。
「ぎゃああぁぁぁあぁぁぁぁっ!!!」
突然現れた生首っぽい人物にビックリ仰天MAXになった安部は、叫び声を上げながらついに失禁。
女子達は茨と畑山がエライ事になっているので、まるで気付かない。
目の前で夥しい量の排泄をする安部を見て、木更津も我に返る。
「…!ちょっ、君!何してんだ!?臭いぞ、ってか、え、おい!!」
「ひぃいぃぃぃぃぃぃっ!!!」
干ばつした田畑を潤すかの如く、安部の悲鳴と放尿は止まらない。
木更津は今何が起きているのかすぐには理解出来ず、安部を罵倒する余裕も無く、ひどく混乱してしまった。
その直後、今度は背後で凄まじい水飛沫が上がり、再び甲高い女子達の悲鳴が聞こえた。