茨ちゃんは勘違い
「何、茨ちゃんは休日家であんな感じなの?それはとても可愛らしいね」
「違うわよ!理解らない?理解と書いてわからないの?あれよ、あのトラはエネルギーを蓄えているのよ」
「え?...茨ちゃんの御宅は太陽光発電なの?」
「そうそう、本日はお日柄も宜しいようでって、違うわよ!あんたわざと言ってるでしょ」
木更津は至って真面目なのだが、このターンではボケ側に役が回ったらしい。
茨はトラを眺めながら細い一重をさらに細めると、こう呟いた。
「人間はいつでも全力が出せる訳ではないわ。自分が出せているつもりでも、おおよそ60%しか発揮出来ないと言われている...。きっとあのトラは、いつ何時でも100%が出せるように、普段は10%如何のエネルギーに抑えているから、あんな感じなのね。」
「それ脳のリミッター的な話?火事場の馬鹿力ってヤツかな?それが茨ちゃんとどういう関係が?」
茨は木更津を鼻で笑うと「これだから凡人は」と言い、木更津の方を向き直った。
「違うわよ!理解らない?理解と書いてわからないの?あれよ、あのトラはエネルギーを蓄えているのよ」
「え?...茨ちゃんの御宅は太陽光発電なの?」
「そうそう、本日はお日柄も宜しいようでって、違うわよ!あんたわざと言ってるでしょ」
木更津は至って真面目なのだが、このターンではボケ側に役が回ったらしい。
茨はトラを眺めながら細い一重をさらに細めると、こう呟いた。
「人間はいつでも全力が出せる訳ではないわ。自分が出せているつもりでも、おおよそ60%しか発揮出来ないと言われている...。きっとあのトラは、いつ何時でも100%が出せるように、普段は10%如何のエネルギーに抑えているから、あんな感じなのね。」
「それ脳のリミッター的な話?火事場の馬鹿力ってヤツかな?それが茨ちゃんとどういう関係が?」
茨は木更津を鼻で笑うと「これだから凡人は」と言い、木更津の方を向き直った。