茨ちゃんは勘違い
何を思ったのか、茨はその場を離れて、バス前方にあるドア付近へとパタパタ走り出した。
「い、茨ちゃん!?」
「大丈夫、だいじょ〜ぶ、あたしに任せておきなさい!」
と、木更津の制止も聞かずに茨は運転手に声を掛けた。
「ちょっとドライバーさん!ちょっくらドアを開けて下さいな」
「うぇ?あ、ああ??」
少しボーッとしていたバスの運転手は、あろう事か、猛獣が取り囲んでいるバスのドアを茨の言うとおりに開けてしまう。
「ちょ、ちょっと何処行くんですかお客様!」
と、立ち塞がるマエケンに、
「うっさいわね!中途半端なオネエキャラして!可愛くないのよ!アタシが月なら、あんたはバクテリアよ!」
と、意味不明な例え話を切り出して、茨はマエケンを轟沈する。
「ば、バクテリア...ぼ、僕なんて地中で糞尿死骸を分解している方が良かったんだ...」
「今です!」
マエケンが蹲っている隙に、茨は外へと躍り出てしまった。
「い、茨ちゃん!?」
「大丈夫、だいじょ〜ぶ、あたしに任せておきなさい!」
と、木更津の制止も聞かずに茨は運転手に声を掛けた。
「ちょっとドライバーさん!ちょっくらドアを開けて下さいな」
「うぇ?あ、ああ??」
少しボーッとしていたバスの運転手は、あろう事か、猛獣が取り囲んでいるバスのドアを茨の言うとおりに開けてしまう。
「ちょ、ちょっと何処行くんですかお客様!」
と、立ち塞がるマエケンに、
「うっさいわね!中途半端なオネエキャラして!可愛くないのよ!アタシが月なら、あんたはバクテリアよ!」
と、意味不明な例え話を切り出して、茨はマエケンを轟沈する。
「ば、バクテリア...ぼ、僕なんて地中で糞尿死骸を分解している方が良かったんだ...」
「今です!」
マエケンが蹲っている隙に、茨は外へと躍り出てしまった。