茨ちゃんは勘違い
百合絵は落ちたアイスクリームには目もくれず、茨の方、ただ一点を凝視したまま固まっていた。
口からは「あ...あああああ...」と、母音をひたすら漏らしている。
異変に気付いた二人は、不思議そうに百合絵の顔を覗いた。
「どうしたの?百合絵ちゃん?調子でも悪いの?」
「もう〜バリバリ君あずき大福味、隠れて三つぐらい食べてお腹壊したんでしょ〜?駄目だよ〜暴飲暴食は乙女の大敵!」
二人に好き放題言われて(主に茨だが)、ハッと我に還った百合絵は、慌てて口を閉じ、食べかけのバリバリ君あずき大福味をゴミ箱に捨て、帰り支度を整えた。
口からは「あ...あああああ...」と、母音をひたすら漏らしている。
異変に気付いた二人は、不思議そうに百合絵の顔を覗いた。
「どうしたの?百合絵ちゃん?調子でも悪いの?」
「もう〜バリバリ君あずき大福味、隠れて三つぐらい食べてお腹壊したんでしょ〜?駄目だよ〜暴飲暴食は乙女の大敵!」
二人に好き放題言われて(主に茨だが)、ハッと我に還った百合絵は、慌てて口を閉じ、食べかけのバリバリ君あずき大福味をゴミ箱に捨て、帰り支度を整えた。