茨ちゃんは勘違い
その見覚えのあるカップルが目にとまり、思わず声を掛けようとした茨だったが、
「ねぇ♡ 春ちゃん春ちゃん♡ この後ご飯食べて~、カラオケ行って~、そのあとどうする?」
「え~♡ 桜とずっと一緒に居たい♡」
「それは私も♡ じゃなくて、なにしたい~?」
「したいって……うは♡」
「やだ♡ 春ちゃんのエッチ♡」
あまりに盛っていて、入り込む隙間が無かったので止める事にした。
「人は見かけによらないものね~」
自分は貞操観念だけは失わないように気をつけよう。
一人でうんうん頷いていると、後ろから声を掛けられた。
「ごめん! 待った?」
肩で息をする木更津に、腰に手を当てて口を膨らませ、明らかに怒りの表情を茨は浮かべた。
「ねぇ♡ 春ちゃん春ちゃん♡ この後ご飯食べて~、カラオケ行って~、そのあとどうする?」
「え~♡ 桜とずっと一緒に居たい♡」
「それは私も♡ じゃなくて、なにしたい~?」
「したいって……うは♡」
「やだ♡ 春ちゃんのエッチ♡」
あまりに盛っていて、入り込む隙間が無かったので止める事にした。
「人は見かけによらないものね~」
自分は貞操観念だけは失わないように気をつけよう。
一人でうんうん頷いていると、後ろから声を掛けられた。
「ごめん! 待った?」
肩で息をする木更津に、腰に手を当てて口を膨らませ、明らかに怒りの表情を茨は浮かべた。