茨ちゃんは勘違い
「あ! 呼ばれたわ! 行きましょう」
「え~……」
マイクとリモコンの入ったカゴを渡されると、茨と木更津は101号室へと入っていく。
薄暗いままの部屋の照明を少し明るめに調整すると、慣れた手つきで茨がリモコンを操作し始める。
「実は私、カラオケ好きなのよね~」
「そ、そうなんだ」
「よく一人で歌いに来て、ボイストレーニングしているわ」
「ひ、一人で!? ボイストレーニグ!?」
茨はヒトカラでボイストレーニングという恐ろしく暗い行為を自慢気に言うと、流行りの女性用バラード曲を予約する。
「聞きなさい! 聞き惚れなさい!」
エコーの効いたマイクで木更津に向かってそう言うと、ハウリングが発生して、思わず木更津が耳を塞ぐ。
「え~……」
マイクとリモコンの入ったカゴを渡されると、茨と木更津は101号室へと入っていく。
薄暗いままの部屋の照明を少し明るめに調整すると、慣れた手つきで茨がリモコンを操作し始める。
「実は私、カラオケ好きなのよね~」
「そ、そうなんだ」
「よく一人で歌いに来て、ボイストレーニングしているわ」
「ひ、一人で!? ボイストレーニグ!?」
茨はヒトカラでボイストレーニングという恐ろしく暗い行為を自慢気に言うと、流行りの女性用バラード曲を予約する。
「聞きなさい! 聞き惚れなさい!」
エコーの効いたマイクで木更津に向かってそう言うと、ハウリングが発生して、思わず木更津が耳を塞ぐ。