茨ちゃんは勘違い
…。
……。
………。
茨がトイレから出てきたあの後。
「茨ちゃん!」
木更津は俯く茨の名前を呼ぶと、そのまま身体を抱き寄せた。
「心配したよ! このままトイレから出てこないんじゃないかって……」
涙ぐむ木更津だったが、こんなの見せられて、そんな状況を説明されても、全く感動出来ないな、と百合絵は思った。
「さ、行こう。まだクリスマスは終わってないよ」
「……本当に……アチシ何かで平気なの?」
上目遣いで恐る恐る聞く茨に、木更津が強く頷いた。
……。
………。
茨がトイレから出てきたあの後。
「茨ちゃん!」
木更津は俯く茨の名前を呼ぶと、そのまま身体を抱き寄せた。
「心配したよ! このままトイレから出てこないんじゃないかって……」
涙ぐむ木更津だったが、こんなの見せられて、そんな状況を説明されても、全く感動出来ないな、と百合絵は思った。
「さ、行こう。まだクリスマスは終わってないよ」
「……本当に……アチシ何かで平気なの?」
上目遣いで恐る恐る聞く茨に、木更津が強く頷いた。