茨ちゃんは勘違い
鼻の治療が終わると、志村は「用事がある」と言って、保健室から出て行った。
そのすぐ後、茨は春海と畑山の二人に、こんな質問をした。
「先輩達は、付き合ってるんですかぁ?」
ブッ!!
と、思わず茨を除いた三人は吹き出した。
す、ストレート過ぎるだろ…
九回裏二死満塁の場面ぐらいの直球勝負を挑む茨の発言に、百合絵は耳を疑った。
訊かれた二人はというと、畑山は少し頬を赤らめて視線が定まらない様子だったが、春海は何の事だか分かっていないみたいだ。
「付き合っているって?」
純粋に質問の意味を理解していない春海は、質問を質問で返した。
「いや、だからぁ~春海先輩と畑山先輩は恋人同士なんですかぁ?」
流石にそこまで言われれば分かったのか、春海は頭のテッペンからボンっ!と音をたてて煙を出した。
「ちちちちちち…!!」
違う、と言いたいのだろうが、マグニチュード6.8ぐらいの動揺を春海から観測できる。
「ばっ…!ちょ、アンタ大人しくしなさいよ!!勘違いされるでしょ!!…違うよ、アタシ達何でも無いから…」
と、畑山が取り繕う。
しかし、反応が「如何にも」という感じで、多分二人は満更でも無い関係なのだろうと百合絵は思った。
そのすぐ後、茨は春海と畑山の二人に、こんな質問をした。
「先輩達は、付き合ってるんですかぁ?」
ブッ!!
と、思わず茨を除いた三人は吹き出した。
す、ストレート過ぎるだろ…
九回裏二死満塁の場面ぐらいの直球勝負を挑む茨の発言に、百合絵は耳を疑った。
訊かれた二人はというと、畑山は少し頬を赤らめて視線が定まらない様子だったが、春海は何の事だか分かっていないみたいだ。
「付き合っているって?」
純粋に質問の意味を理解していない春海は、質問を質問で返した。
「いや、だからぁ~春海先輩と畑山先輩は恋人同士なんですかぁ?」
流石にそこまで言われれば分かったのか、春海は頭のテッペンからボンっ!と音をたてて煙を出した。
「ちちちちちち…!!」
違う、と言いたいのだろうが、マグニチュード6.8ぐらいの動揺を春海から観測できる。
「ばっ…!ちょ、アンタ大人しくしなさいよ!!勘違いされるでしょ!!…違うよ、アタシ達何でも無いから…」
と、畑山が取り繕う。
しかし、反応が「如何にも」という感じで、多分二人は満更でも無い関係なのだろうと百合絵は思った。