茨ちゃんは勘違い
『世紀の超催眠術!!ミシェール・ニラレヴァ』
「…??」
画面に映し出されたテロップを読むことは出来なかったが、ナレーションの声で『せいきのちょうさいみんじゅつ』と言ってる事は分かった。
("ちょーさいみんじゅつ"ってなんだろ?)
意味も分からなければ、どういったモノなのかすら分からない。
しかし、何にでも興味を示してしまうお年頃の茨には、このまま寝ないでテレビに張り付く事等、朝飯前であった。
何より、叱るべき父親は不在だったし、叱るべき母親は豚と化している。
深夜のテレビなんて、そうそうお目にかかるものでは無かったので、余計に興味は湧いてしまった。
茨は、大好きなクマのブーさんのヌイグルミを寝室から連れてくると、体育座りでテレビに向かった。
番組の内容は以下のようなモノだった。
某国で、天才の名を欲しいままにした催眠術師・ニラレヴァを呼んで、タレント達に催眠術をかけてしまおうという…
まぁ、よくあるバラエティー番組だった。
しかし、そこは深夜枠なので、ピンク系の催眠に発展するというのは…また別の話。
兎に角、ニラレヴァが次々とタレントを催眠術をかけていく様を見て、訳も分からず拍手をしていた。
「…??」
画面に映し出されたテロップを読むことは出来なかったが、ナレーションの声で『せいきのちょうさいみんじゅつ』と言ってる事は分かった。
("ちょーさいみんじゅつ"ってなんだろ?)
意味も分からなければ、どういったモノなのかすら分からない。
しかし、何にでも興味を示してしまうお年頃の茨には、このまま寝ないでテレビに張り付く事等、朝飯前であった。
何より、叱るべき父親は不在だったし、叱るべき母親は豚と化している。
深夜のテレビなんて、そうそうお目にかかるものでは無かったので、余計に興味は湧いてしまった。
茨は、大好きなクマのブーさんのヌイグルミを寝室から連れてくると、体育座りでテレビに向かった。
番組の内容は以下のようなモノだった。
某国で、天才の名を欲しいままにした催眠術師・ニラレヴァを呼んで、タレント達に催眠術をかけてしまおうという…
まぁ、よくあるバラエティー番組だった。
しかし、そこは深夜枠なので、ピンク系の催眠に発展するというのは…また別の話。
兎に角、ニラレヴァが次々とタレントを催眠術をかけていく様を見て、訳も分からず拍手をしていた。