小説のおまじない
プロローグ
~プロローグ~
俺は白川瑛人。
高校二年。
今日は転校生がくるらしい。
そこまで興味はないけど、男子だったら仲
良くしたい。
「席に座れー」
担任の原田先生だ。
「転校生を紹介する。」
さーって、誰だろう。
「川崎桜です。よろしくお願いします…」
茶色髪の眼鏡をかけた女子だ。
思ってたのと違うな。
「…?」
ん?目があった。
何かこっち見てくる。
まあいっか。
「じゃああそこの空いてる白川の前に座れ」
席近いな。話す回数も少ないわけじゃない
と思うし、まあ挨拶するか。
「俺は白川瑛人だ。よろしく。」
「… よろしく…」
「もっと明るく振る舞えよ。」
「…」
こうして俺の青春は始まった。
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