小説のおまじない
付き合う?

小説創作?

月曜

いつも通りに起きた。

朝ごはんを食べて家から出たら、川崎が待

っていた。

「一緒に学校いこ!」

「いいよ」

「そうだ、最近新しい小説を買ったんだ」

「そうなの?」

「うん」

「じゃあ読み終わったら貸してね」

「うん」

学校に着いた。

学校の中でも川崎と沢山しゃべった。

下校も川崎と一緒歩いた。

途中で川崎が立ち止まった。

「…ん?どうした?」

「あのね、お願いがあるの」

「なに?」

「私今小説書いてて、半分書き終わったから白川君が続きを書いてくれない?」

「え?」

「書き終わって、製本して、売り出すの」

「売れたら付き合おう!」

「いいよ」

あっさり受け入れてしまった。

俺は読むのは好きだけど作文は苦手だ。

「このお話は私と白川君が出会う話なの」

「自分の好きなように書いて」

「うん」

「やったー!」
< 8 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop