ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります！〜３

「あなたはこの世界であなたらしく生きて成長して、やがては妖精としてここの皆を守れるようになれるわ。それがこれからの、あなたのお仕事なのよ」

「それは……とても素敵ですね」

　はふはふっと呼吸を整えてから、エリナはにこっと笑った。

「わたし、スカイヴェンが大好き！　みんなと仲良く暮らすのが大好き！　ずっとずっとここにいたいし、みんなが幸せに暮らせるように力を尽くしたいんです」

「そうね。わたしからもお願いするわ。ずっとずっとここにいてちょうだいな」

「はい！」

　フォーチュナはもう一度エリナの頭を撫でると「さあ、今夜はゆっくりとおやすみなさいね。明日も明後日も、花祭りは続きますからね」とベッドに寝かして布団で包んだ。

「エリナ、今夜も楽しかったね、また遊ぼうね！」

　クー・シーがモフッとした顔を擦り付けて、尻尾を振った。

「うん、クーちゃん、またよろしくね。フォーチュナさん、おやすみなさい」

「おやすみなさい、エリナ。良い夢を」

　エリナは目を閉じて、あっという間に眠りの国に引き込まれていった。