ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
お疲れ休みに温泉プリン
さて、王都花祭りの残りの二日間、エリナはホットドッグの屋台を手伝ったり(もちろん大盛況で、毎日売り切れてしまうほどだった)ウィリオとルールー(そして、保護者のセラとイーシー)と一緒に屋台巡りをしたりして楽しく過ごした。
本当はルディと一緒にお祭りを楽しみたかったのだが、警備隊長として王都全体に目を光らせる彼は、この期間は休みを取るわけにはいかなかった。
けれど、彼女が悲しそうな表情になったのを見逃さなかったルディは、休憩時間にエリナを誘いに来た。
「あまり時間がなくて申し訳ないが」
「いいんです、ルディさん」
エリナは小さな手でルディの手を握ると「一緒に踊ってもらえませんか?」とお願いをした。
丸い頬をピンクに染めて、白耳をぴこぴこさせながらおねだりする子猫を見て、ルディは思わず「むっふん」と変な声を出しそうになった。
(可愛い! うちの子猫は一番可愛い!)
「もちろんだ。さあ、広場へ行こう」
ルディはエリナをさっと抱き上げると、足早に楽団のいる広場に向かった。
本当はルディと一緒にお祭りを楽しみたかったのだが、警備隊長として王都全体に目を光らせる彼は、この期間は休みを取るわけにはいかなかった。
けれど、彼女が悲しそうな表情になったのを見逃さなかったルディは、休憩時間にエリナを誘いに来た。
「あまり時間がなくて申し訳ないが」
「いいんです、ルディさん」
エリナは小さな手でルディの手を握ると「一緒に踊ってもらえませんか?」とお願いをした。
丸い頬をピンクに染めて、白耳をぴこぴこさせながらおねだりする子猫を見て、ルディは思わず「むっふん」と変な声を出しそうになった。
(可愛い! うちの子猫は一番可愛い!)
「もちろんだ。さあ、広場へ行こう」
ルディはエリナをさっと抱き上げると、足早に楽団のいる広場に向かった。