ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「だから、むしろエリナが企画長として前面に立つべきかと思うのだけれど?」
王妃の言葉を聞いたエリナは不思議そうな顔をした。
「あの、企画の手伝いは惜しみませんが、わたしは手柄とかそういうことは気にしていません……むしろ、陰から支える役割の方が向いているような……」
その返事を聞いた王妃は「ええわかってた、子猫ちゃんにそう言われる予感はしていたけれどね」とくすりと笑いを漏らした。
「以前から思っていたのだけれど、エリナは自分の価値をもっと正しく認識した方がいいと思うのよ。わたくし、いろいろと心配だわ……」
と、そこでミメットが挙手をして発言した。
「エリナ、実はあたしも王妃さまの考えに賛成なんだ。よかったら、ホットドッグの屋台の方は、あとはこのあたしが引き受けさせてもらうよ。あっちはパン屋と肉屋と青弓亭の合同企画だし、何度も試作を重ねているから、エリナなしでもきっちりと再現できる自信があるんだ。それに、ひき肉作り器が完成して何台かできあがっているし……人手も充分ある。だから、今回はこの企画の中心に立って動いてみたらどうだろう」
「ひき肉作り器、だと? なんだその夢のような道具は?」
王宮のリックル料理長が呟いた。
普通の料理人は、ミメットのようにものすごい速さでひき肉を量産できないのだ。
「それがあれば、もしや、ハンバーグが簡単にできるのでは……」
王妃の言葉を聞いたエリナは不思議そうな顔をした。
「あの、企画の手伝いは惜しみませんが、わたしは手柄とかそういうことは気にしていません……むしろ、陰から支える役割の方が向いているような……」
その返事を聞いた王妃は「ええわかってた、子猫ちゃんにそう言われる予感はしていたけれどね」とくすりと笑いを漏らした。
「以前から思っていたのだけれど、エリナは自分の価値をもっと正しく認識した方がいいと思うのよ。わたくし、いろいろと心配だわ……」
と、そこでミメットが挙手をして発言した。
「エリナ、実はあたしも王妃さまの考えに賛成なんだ。よかったら、ホットドッグの屋台の方は、あとはこのあたしが引き受けさせてもらうよ。あっちはパン屋と肉屋と青弓亭の合同企画だし、何度も試作を重ねているから、エリナなしでもきっちりと再現できる自信があるんだ。それに、ひき肉作り器が完成して何台かできあがっているし……人手も充分ある。だから、今回はこの企画の中心に立って動いてみたらどうだろう」
「ひき肉作り器、だと? なんだその夢のような道具は?」
王宮のリックル料理長が呟いた。
普通の料理人は、ミメットのようにものすごい速さでひき肉を量産できないのだ。
「それがあれば、もしや、ハンバーグが簡単にできるのでは……」