冷徹御曹司の溺愛は突然に、烈火のようにほとばしる~愛なき契約夫婦の艶美な一夜~
なんとか飛行機に飛び乗った私たち。

結局夜遅くまでいたしてしまい、朝寝坊してしまった。

一昨日から私たちやり過ぎだわ。
その疲れが出て寝坊って…。

乗った途端にドアは閉められタラップが離れていった。

本当にギリギリだったんだわ。

離陸すると私たちは手を繋ぎながらまた寝てしまった。

ふと気がつくとワゴンが回っており機内サービスが始まっていた。

軽くトントン、と叩き耳元で声をかけた。

「響さん、機内サービスが始まってますよ。ご飯ですよ。」

「うぅ…ん。分かった。」

伸びをしながらチュッと唇を掠める。

ファーストクラスってすごい。
行きも思った…けど帰りは仕切りが外せるためベッドに横になってるようで個室みたい。
食事も行きは別々に食べてたけど帰りはイチャイチャしていて本当に新婚旅行の帰りみたい。
いや、本当になっちゃったんだけどね。

< 162 / 205 >

この作品をシェア

pagetop