冷徹御曹司の溺愛は突然に、烈火のようにほとばしる~愛なき契約夫婦の艶美な一夜~
「お母さん?どうしたの?元気??」

「玲奈!あんた今どこにいるの!なにしてるの?」

「え??」

「あんた結婚したの?!なんで籍抜けてんのよ!今どこにいるの?お母さん達、慌てて東京出てきたけどあんたの家なくなってるじゃないの!どこにいるのよ!」

「東京にいるの?!」

「そう!お父さんも怒ってるわよ。どこにいるのか言いなさい!」

「…。」

「早く!」

「品川…。今住所をメールするからタクシーで来て。高円寺からから30分くらいだと思う。着く頃マンションの前で待ってる…。」

私はマンションの住所と名前を送った。

その後すぐに初めて響さんの携帯に電話をした。

響さんはすぐに出てくれ、
「どうした?初めてじゃない?電話なんて。」
と言うので慌てて、
「親にバレたみたいなんです。戸籍から抜けてたことがばれて親が上京してきたんです。それで高円寺に住んでいないことも分かってしまいました。怒られ、今の住所を伝えてしまいました。申し訳ありません。」
と言うと、
「すぐ帰る!大丈夫だから。」
といい電話が切れた。

ひとまず私もすぐにタクシーを捕まえてマンションへ戻った。
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