冷徹御曹司の溺愛は突然に、烈火のようにほとばしる~愛なき契約夫婦の艶美な一夜~
退院
いよいよ退院の日。
玲奈の実家でご飯をご馳走になってから明日の便で東京へ戻ることになった。
改めて玲奈の家に行くと、壁には家族写真や子供たちが書いたであろう絵が飾られたりしていた。
「さぁ、2人とも上がって。」
「お邪魔します。」「ただいま」
2人で声が重なった。
そうか、玲奈にとっては「ただいま」なんだな。
俺たちが家へ入るとすでにテーブルにはお昼ご飯が並んでいた。
「ごめんなさいね。夕飯はちゃんと、にしましょうね。お昼は軽くにしましょうね。」
「いえ、こうしてお邪魔させてもらえて嬉しいです。」
「響さんは嫌いなものとかあるのかしら?」
「ないです。なんでも大丈夫です。」
「良かったわ。」
「弓川くん、お酒は飲めるのか?」
「はい、大丈夫です。」
「そうか。」
まだどことなくぎこちないがお互いに歩み寄ろうという気持ちが見え隠れしており、これからもっと仲良くなりたいと思った。
「お父さん、お母さん。入院中は本当にお世話になりました。いつも手土産も持たずにこちらにきて申し訳ありませんでした。これ、今東京で人気のものらしいんです。」
俺は大きな紙袋2つを差し出した。
「俺は流行りに疎くて…でも秘書や周りの人に聞いておいしいとか人気があると聞いたので大丈夫だと思います。よかったら食べてください。」
「まぁ、こんなに??すごいわね…。お父さん、お酒まで入ってるわよ。」
「気にしなくていいんだ。手ぶらでいいんだよ。親戚になったんだ。君の父親になったつもりでいるんだから気軽に来なさい。」
「ありがとうございます。」
「さ、お昼を食べたら玲奈は休憩しなさい。久しぶりの外なんだから。」
「はーい。」
俺たちはお昼をいただき、そのまま玲奈の部屋へ行った。
「さ、玲奈。少し横になって。俺もパソコン持ってきたから少し仕事するよ。」
俺は玲奈の学習机にパソコンを出した。
玲奈をベッドに入れ頭を撫でてあげると、玲奈は手招きをする。
ん?
俺が今より近づくと、玲奈がチュッとキスしてきた。
突然でびっくりした。
可愛すぎるだろう。俺を惚れ殺す気か?
「響さん、たくさん北海道に通ってきてくれてありがとう。両親へのお土産もありがとう。響さんのおかげで何もかも嬉しい。私いま、すごく幸せ。響さん。大好き。」
「玲奈。俺こそ大好きだよ。大きな声で言えないのが悔しいが叫びたいくらいに玲奈を愛してる。今叫ぶとお父さんに殴られそうだから叫ばないけどさ。また男の勲章が出来ちゃいそうだからさ。」
「それは…。有り得ますかね。」
「お父さんは娘が可愛いものだからさ。」
「この子はどちらでしょうね…。」
「そうだなぁ。玲奈は知りたい?」
「私は特に聞かなくていいです。」
「俺もだよ。どちらでも愛せる自信がある。玲奈の次に…。」
「えぇ?」
「玲奈ほどに愛せる人はいないと思う。命でも差し出せるくらいにどんどんと好きが加速してる。」
「もう!どうしていつもそういう恥ずかしいこと言えるんですか?!」
「本心だからさ。」
「しーっ!もう言わないで。恥ずかしいです!」
「こんな顔も可愛くてまた好きになったよ。」
真っ赤になりながら布団に隠れた玲奈。
「さ、少し寝るといいよ。」
「はーい。」
玲奈の実家でご飯をご馳走になってから明日の便で東京へ戻ることになった。
改めて玲奈の家に行くと、壁には家族写真や子供たちが書いたであろう絵が飾られたりしていた。
「さぁ、2人とも上がって。」
「お邪魔します。」「ただいま」
2人で声が重なった。
そうか、玲奈にとっては「ただいま」なんだな。
俺たちが家へ入るとすでにテーブルにはお昼ご飯が並んでいた。
「ごめんなさいね。夕飯はちゃんと、にしましょうね。お昼は軽くにしましょうね。」
「いえ、こうしてお邪魔させてもらえて嬉しいです。」
「響さんは嫌いなものとかあるのかしら?」
「ないです。なんでも大丈夫です。」
「良かったわ。」
「弓川くん、お酒は飲めるのか?」
「はい、大丈夫です。」
「そうか。」
まだどことなくぎこちないがお互いに歩み寄ろうという気持ちが見え隠れしており、これからもっと仲良くなりたいと思った。
「お父さん、お母さん。入院中は本当にお世話になりました。いつも手土産も持たずにこちらにきて申し訳ありませんでした。これ、今東京で人気のものらしいんです。」
俺は大きな紙袋2つを差し出した。
「俺は流行りに疎くて…でも秘書や周りの人に聞いておいしいとか人気があると聞いたので大丈夫だと思います。よかったら食べてください。」
「まぁ、こんなに??すごいわね…。お父さん、お酒まで入ってるわよ。」
「気にしなくていいんだ。手ぶらでいいんだよ。親戚になったんだ。君の父親になったつもりでいるんだから気軽に来なさい。」
「ありがとうございます。」
「さ、お昼を食べたら玲奈は休憩しなさい。久しぶりの外なんだから。」
「はーい。」
俺たちはお昼をいただき、そのまま玲奈の部屋へ行った。
「さ、玲奈。少し横になって。俺もパソコン持ってきたから少し仕事するよ。」
俺は玲奈の学習机にパソコンを出した。
玲奈をベッドに入れ頭を撫でてあげると、玲奈は手招きをする。
ん?
俺が今より近づくと、玲奈がチュッとキスしてきた。
突然でびっくりした。
可愛すぎるだろう。俺を惚れ殺す気か?
「響さん、たくさん北海道に通ってきてくれてありがとう。両親へのお土産もありがとう。響さんのおかげで何もかも嬉しい。私いま、すごく幸せ。響さん。大好き。」
「玲奈。俺こそ大好きだよ。大きな声で言えないのが悔しいが叫びたいくらいに玲奈を愛してる。今叫ぶとお父さんに殴られそうだから叫ばないけどさ。また男の勲章が出来ちゃいそうだからさ。」
「それは…。有り得ますかね。」
「お父さんは娘が可愛いものだからさ。」
「この子はどちらでしょうね…。」
「そうだなぁ。玲奈は知りたい?」
「私は特に聞かなくていいです。」
「俺もだよ。どちらでも愛せる自信がある。玲奈の次に…。」
「えぇ?」
「玲奈ほどに愛せる人はいないと思う。命でも差し出せるくらいにどんどんと好きが加速してる。」
「もう!どうしていつもそういう恥ずかしいこと言えるんですか?!」
「本心だからさ。」
「しーっ!もう言わないで。恥ずかしいです!」
「こんな顔も可愛くてまた好きになったよ。」
真っ赤になりながら布団に隠れた玲奈。
「さ、少し寝るといいよ。」
「はーい。」