冷徹御曹司の溺愛は突然に、烈火のようにほとばしる~愛なき契約夫婦の艶美な一夜~
俺の父は両手いっぱいの土産を持ってきていた。

それを見た玲奈の両親は驚いていたが、喜んで受け取ってくれた。

俺も玲奈の両親に2袋分の山ほどの手土産を持ってきたことを思い出し苦笑した。
俺は親に育ててもらっても関わってもらってもいないと思っていたがやることはやはり両親と似ているのかもしれない。遺伝子の不思議を感じた。

退院したら玲奈はしばらく釧路にいるのでその間に是非家にも来てください、と玲奈の両親にお誘いを受けていた。

玲奈の両親には感謝しても仕切れないほどの感謝を伝えたい。
そしてこの恩を二度と忘れないだろうと思った。

こうやって家族が増え、家と家の縁がつながっていくことを心から素晴らしいことだと思った。

こんな機会を与えてくれた玲奈には感謝しかない。

玲奈に会えて良かった…。

これからもずっと玲奈のそばにいたい。

家族で幸せになりたい。

玲奈…

愛してる。
< 204 / 205 >

この作品をシェア

pagetop