冷徹御曹司の溺愛は突然に、烈火のようにほとばしる~愛なき契約夫婦の艶美な一夜~

おまけの米山さん

くそっ!なんで会社のトップが2人ともいないんだよ!

響がまともな人間に戻ってきて俺は安心した。
それもこれも玲奈さんのおかげだ。
契約婚の話が出た時に俺は信じられなかった。
御曹司の響が騙されているのではないかと思った。
でもあまりに質素で、失礼ながらいかにもな普通の人で安心した。
そんな普通の玲奈さんが響には良かったのだろう。
響なら選びたい放題なのに玲奈さんを選んだ。
玲奈さんの性格に惚れたようだ。
俺も玲奈さんと話すたびに彼女の性格の良さに惹かれるものを感じた。もちろん響には言えない。
ただ、響が惹かれる気持ちがわかるっていうことだ。
そんな響がやっと思いを伝え、本当の結婚をした。
響の表情を見ていると安心した。
あぁ、よかった…と心から思った。

そんな響が父親になった。
感無量だ。

両親との確執にどうやら何か動きがあったようだ。
そのせいで気がついたら社長が部屋から消えていた。

会社のトップが急にいなくなるって…なんて会社なんだ。

そうかと思ったら電話がかかってきてデパートに来いという。
慌てて向かったところ手土産を見繕うように言われる。

はぁ…どうなってるんだ?

明日も休むという。

訳がわからない。

響…早く帰ってきてくれよ。
説明してくれよ。

でもさ…お前が幸せになってくれたことを兄貴はあの世から喜んでると思うから、俺も精一杯兄貴の代わりを務めるな。
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