冷徹御曹司の溺愛は突然に、烈火のようにほとばしる~愛なき契約夫婦の艶美な一夜~
連絡先を交換し、私は帰宅した。

会社を出る時まではとても疲れていて早く寝たかったのに今はアドレナリンが出ているのか眠さは全くなくて走り回れそうなくらいだ。

お風呂にはいり、ゆっくりするとやっと一息ついた。

米山さんからいろんな話きいたな…

弓川コーポレーションの影の部分を知ってしまった。

でも、聞いたからこそ私は響さんを助けたいと思った。

響さんは私のことを助けるために言ったのかもしれないし、結婚によって自分にも都合がいいと思ったのかもしれない。

私は借金のことをすごくすごく感謝している。
だから絶対に彼を裏切らない。
この1年、絶対に彼を支えたい。


私はネットで辞表の書き方を調べ、早速書いた。

明日直属の上司に話し、提出するつもりだ。

米山さんから式までにすることをたくさん言われている。
さぁ、忙しくなりそう。

この数日で私の人生が大きく動き出した。


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