冷徹御曹司の溺愛は突然に、烈火のようにほとばしる~愛なき契約夫婦の艶美な一夜~
車に戻ると先ほど買った服が後部座席に沢山積んであった。

そうだった…買ったんだった。

現実に引き戻されていると、
「普段着るためだからな!必要経費だからな!何も言うなよー。」
と先に言われる。

小さな声で、
「はい。」
とだけ答えた。

「玲奈、本当に嫌いな色とかだったなら言うんだよ。遠慮はいけないからね。」

「こんな色を着たことなかったけどすごく新鮮で嬉しいです。」

「なら良かった。さ、帰ろう。ドラッグストアにも寄らないとな。」

覚えててくれたんだ〜。
嬉しい。
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