冷徹御曹司の溺愛は突然に、烈火のようにほとばしる~愛なき契約夫婦の艶美な一夜~
さぁ、私は夕飯を作り始めなきゃ!

もう夕方になってしまったわ。

響さんから夕飯不要の連絡は来ていない。
時間はわからないが食べると言うことだろう。

買い物は土曜日にたくさんしたから大丈夫。
冷蔵庫を開けると何を作ろうか思案する。

昨日はお魚だから…うーん、今日は…

よし、麻婆豆腐だわ!
あとは豚キムチにしようかな。
となると味噌汁じゃなくてわかめと卵の中華スープよね。
野菜少ない気がする…ナムルなら出来るかな。

そうと決まればちゃっちゃと作っていく。

温めるだけの状態に仕上げ、さらに洗濯物もたたみにいった。

そんなこんなしててもまだ7時。

今日は何時に帰るのかなぁ。
私は食べていいのかな?
何時まで待ってみようかな。

今までは家政婦さんが作ってくれたものだし、お互い適当な時間に食べていたけどここ数日一緒に食べていたからなんとなく1人で食べるのが寂しい。8時まで待ってみて帰ってこなければ食べようかな。

そう思っていたら玄関が開く音がした。

え?
まだ7時だけど…

慌てて玄関へ迎えにいった。

「お帰りなさい。」

「ただいま。」

「早かったですね!ちょうどご飯出来てますよ。」

「ありがとう。手を洗ってくるよ。」

私はご飯やおかずをよそいはじめた。

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