冷徹御曹司の溺愛は突然に、烈火のようにほとばしる~愛なき契約夫婦の艶美な一夜~
トイレから出てホールへ戻ると、響さんがすぐに私を見つけてくれた。
「どうしたの?目が赤いよ。」
「ゴミが入って擦ったんです。取れないのでトイレで取ってきたので赤いのかな。そのうち落ち着きます。大丈夫。」
「そう?言ってくれれば俺がとってあげたのに。」
響さんは私の腰を抱きまた挨拶に回る。
私は響さんに合わせ自分なりの笑顔で、自分なりに響さんの足を引っ張ることのない様にと気をつけながら挨拶する。
柳瀬夫妻が目の端に入るとギクっとしてしまい、私の所作を見られているのではないかと返ってギクシャクしてしまう。
「玲奈、どうした?なんかさっきまでと違うよ。何かあった?」
「そ、そんなことないですよ。大丈夫です。
それとも…何か粗相がありましたか?申し訳ありません。」
「そんなことはないよ。ただ、ちょっとさっきまでの雰囲気と変わったから…。俺がお願いしてきてもらってるんだから何かあったら言って。」
「わかりました。」
「一度何か食べないか?飲み物も飲んで少し休もう。」
私の腰を抱き、響さんはオードブルのあるところへ向かう。
「玲奈、何がいい?俺がとってあげるよ。」
「なんでも大丈夫です。というか食べたことないものばかりなのでオススメをおねがいします。」
「了解。じゃ、俺が取るからシェアしよう。気に入ればもっと持ってきてあげるよ。」
「お洒落なバイキングみたいで楽しいですね。響さん、あそこの生ハムは食べたいです!」
「だろうと思ってたよ。待ってて。」
響さんはお皿にたくさん盛り付けていた。
え?こんなに?と思うほどに載せている。
私は彼の分のシャンパンも受け取り隅にあるテーブルへ向かった。
2人で並びシャンパン片手に食べ始める。
どれも流石一流の味。
すごく美味しい。
無言になって食べていると響さんが笑っているのが見える。
「あ、ごめんなさい。響さんも食べたいですね。」
「いや、違うんだ。いつもの玲奈に戻ったなと思ってさ。お腹が空いてたの?」
「そうかもしれないですね…ちょっとお腹に入って気持ちが落ち着きました。満たされました。」
「ならよかった。デザート系も食べない?」
「食べます!」
「ちょっと待ってて。持ってくるよ。」
響さんは「私が」と言う前にスマートに立ち上がり行ってしまった。
「どうしたの?目が赤いよ。」
「ゴミが入って擦ったんです。取れないのでトイレで取ってきたので赤いのかな。そのうち落ち着きます。大丈夫。」
「そう?言ってくれれば俺がとってあげたのに。」
響さんは私の腰を抱きまた挨拶に回る。
私は響さんに合わせ自分なりの笑顔で、自分なりに響さんの足を引っ張ることのない様にと気をつけながら挨拶する。
柳瀬夫妻が目の端に入るとギクっとしてしまい、私の所作を見られているのではないかと返ってギクシャクしてしまう。
「玲奈、どうした?なんかさっきまでと違うよ。何かあった?」
「そ、そんなことないですよ。大丈夫です。
それとも…何か粗相がありましたか?申し訳ありません。」
「そんなことはないよ。ただ、ちょっとさっきまでの雰囲気と変わったから…。俺がお願いしてきてもらってるんだから何かあったら言って。」
「わかりました。」
「一度何か食べないか?飲み物も飲んで少し休もう。」
私の腰を抱き、響さんはオードブルのあるところへ向かう。
「玲奈、何がいい?俺がとってあげるよ。」
「なんでも大丈夫です。というか食べたことないものばかりなのでオススメをおねがいします。」
「了解。じゃ、俺が取るからシェアしよう。気に入ればもっと持ってきてあげるよ。」
「お洒落なバイキングみたいで楽しいですね。響さん、あそこの生ハムは食べたいです!」
「だろうと思ってたよ。待ってて。」
響さんはお皿にたくさん盛り付けていた。
え?こんなに?と思うほどに載せている。
私は彼の分のシャンパンも受け取り隅にあるテーブルへ向かった。
2人で並びシャンパン片手に食べ始める。
どれも流石一流の味。
すごく美味しい。
無言になって食べていると響さんが笑っているのが見える。
「あ、ごめんなさい。響さんも食べたいですね。」
「いや、違うんだ。いつもの玲奈に戻ったなと思ってさ。お腹が空いてたの?」
「そうかもしれないですね…ちょっとお腹に入って気持ちが落ち着きました。満たされました。」
「ならよかった。デザート系も食べない?」
「食べます!」
「ちょっと待ってて。持ってくるよ。」
響さんは「私が」と言う前にスマートに立ち上がり行ってしまった。