大好きな幼なじみ【短編】
出たら、朝の人だった

「あっ、今朝は助けてくれた下さりありがとうございました。助かりました。」

お辞儀する

顔をあげると、高岡さんは切なそうな顔をしていた

「家に上がってください!お礼として何か...」

「ううん、大丈夫だよ。夢香」

"夢香"

何これっ

頭が痛くなる

過呼吸も起きてる

「ハァハァッ、もっ...、やぁ!」

「深呼吸だ。落ち着いて、吸って〜吐いて〜--」

言われた通りにしたら、落ち着いた

「ごめんなさい、また迷惑をかけて。今日のところはお帰りください」

そういったと同時にお母さんが帰ってきた

「あら、朔くんじゃないの。どうしたの?」

棘の刺さるような言い方

今まで、何があったの?

「あっ、おばさん...この節は、本当に申し訳ございませんでした!」

土下座するような勢いで言われた

「お母さん、何が...あったの?」

何故か涙が出そう
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