❤︎キミのことが好きすぎて、病んじゃいました❤︎【2】
な、なにこれ……。

そこには、私の幼い頃からいまに至るまでの、写真がずらりと壁床に貼ってあった。

鳥肌が止まない。

「……」

ボフッ

「!!」

「ねぇ……な〜にしてるの?」

 恐怖に耐えられず力が入らなくなり地べたに座り込む。

「ご、ごめんなさい……」

殺されちゃうような気がする。

そのぐらいの恐怖に支配されてしまっている。

「ん?なんで謝るの」

「ごめんなさい……ごめんなさいっ……!」

「謝んなら最初からやらなければいいじゃんバカだなぁ。」

「っぅ……ひっく……」

怖い……誰か助けて……。

「菫!!」

「っ!?」

菫くんは青ざめた顔をして、エレベーターのような物に乗って行ってしまった。

エレベーター、上に続いてるのかなぁ?

な、なんか無駄にハイテクっ……。

それに、誰が女性の声がした。

それに震えるように、エレベーターに乗り、上へと戻っていった菫くん。

多分、この部屋は、ベッドの下にから行ける、地下のようなものがあり、私はその地下の扉のボタンを押してしまい、ちょうど入り口だった場所に落ちて、滑り台のような場所から滑り落ちていってしまったんだろう。

でも、逃げるならいまのうちだ。


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