❤︎キミのことが好きすぎて、病んじゃいました❤︎【2】
その思いでさっき菫くんが乗ったエレベーターに近づくけれど、扉は開かない。
「……せめて、隠れないとっ……!」
なんの行動を取るのが一番なのかはわからないけれど、大人しく捕まってしまったら、またなにかされるに違いない。
ボフッ
「っ!」
「っと……相変わらず薄暗れーな」
クッションに見事に着地をした、綺麗な顔をしている人。
「ん?キミ、あれ?菫の恋人?」
「ち、ちがいますけど……監禁されてるんです!!助けてください!!」
必死に助けを訴えていると、あることに気がついた。
菫くんに、なんか似てる……。
「んー。無理だね」
「っ……」
もう嫌だっ……。
スマホもない、囚われてる、知らせることもできない……。
「菫がここまでとは……な」
「え、え……?」
「菫は母さんから虐待を受けててね〜。感情とか、ないのかと思ってた」
「えっ……」
ぷるぷると身体が震え出した。
ぎゃく、たい……。
感情がない……?
菫くんは、学校であんなにいつもにこにこしてたのにっ……?
「あ、あなた、誰なんですか?!」
「菫の兄貴、楓でーす」
お、お兄ちゃん……?!
……。
「あ、あなたっ……!お兄さんなのに、感情なんてなくなってたとか、虐待とか、なんで簡単に言えるんですか!?」
なぜだろう。苛立ってきてしまう。
「……せめて、隠れないとっ……!」
なんの行動を取るのが一番なのかはわからないけれど、大人しく捕まってしまったら、またなにかされるに違いない。
ボフッ
「っ!」
「っと……相変わらず薄暗れーな」
クッションに見事に着地をした、綺麗な顔をしている人。
「ん?キミ、あれ?菫の恋人?」
「ち、ちがいますけど……監禁されてるんです!!助けてください!!」
必死に助けを訴えていると、あることに気がついた。
菫くんに、なんか似てる……。
「んー。無理だね」
「っ……」
もう嫌だっ……。
スマホもない、囚われてる、知らせることもできない……。
「菫がここまでとは……な」
「え、え……?」
「菫は母さんから虐待を受けててね〜。感情とか、ないのかと思ってた」
「えっ……」
ぷるぷると身体が震え出した。
ぎゃく、たい……。
感情がない……?
菫くんは、学校であんなにいつもにこにこしてたのにっ……?
「あ、あなた、誰なんですか?!」
「菫の兄貴、楓でーす」
お、お兄ちゃん……?!
……。
「あ、あなたっ……!お兄さんなのに、感情なんてなくなってたとか、虐待とか、なんで簡単に言えるんですか!?」
なぜだろう。苛立ってきてしまう。