シェアハウスの相手は推しで溺愛されました。 【完】
「今日はありがとうございました。」
引っ越しが終わった。
終わったと言っても荷物を家に、いれただけだ。
これからどんどんダンボールを開けていく。
私がこれから住む家はシェアハウスだ。
ちゃんと個室があって、キッチン、トイレ、お風呂などはシェアハウスの相手と一緒に使うようになっている。
一通り、部屋の中とか見たんだけど、結構いい感じ。
お風呂もトイレもすごいきれい。
「まずはこのダンボールから開けないと。」
私はまず、宝物が入っているダンボールを開けた。
「はぁ!
やっぱり尊い。」
私の宝物、それは
国民的アイドル 橘 翔太くんのグッズだった。
私が翔太くんと出会ったのは、高校生の時だった。
私の家では、高校生からスマートフォンを持っていいというルールがあった。
だから、高校受験に合格した時はとても嬉しかった。
スマートフォンでまず調べたのは当時、人気のアイドルだった。
学校ではその話を女子たちがずっとしていたからだ。
だけど、私はあまり好きにはなれなかった。
みんなの前で歌って踊れることは尊敬するけれど…。
私は、他のアイドルを調べてみた。
人気のアイドル、流行りのアイドルなど。
その時に見つけたのが、翔太くんが所属する5人ユニット little star だった。
私は、little starに一目惚れした。
その時は全然人気ではなかった。
だけど、今や国民的アイドルになった。
彼らの努力は凄かった。
そんなところも好きになったんだと思う。