シェアハウスの相手は推しで溺愛されました。 【完】
相談
私は真希に、相談することにした。
「三玲大丈夫?
最近、顔色が良くないけど。」
「実は…」
私は今までの事を話した。
翔太くんに告白されたこと、四季さんの話、私は翔太くんのことが好きだということ。
「付き合えばいいんじゃないの?」
真希の口から意外な言葉が出てきた。
「三玲は翔太くんのことが好きなんでしょ。
なら、その気持ち伝えなきゃ。
三玲も翔太くんも苦しいまんまだよ。」
私も翔太くんも苦しいまんまか。
「だけど、私がいいのかな?
翔太くんと付き合って。」
「いいんだよ、トラブルがあった時は協力して解決したらいいんだよ。
それに、推しの幸せを望まないファンがどこに居るの?」
真希はニコッと笑って私の背中をおした。
「伝えに行って。早く。」
「うん、ありがと。」
私は走り出した。