シェアハウスの相手は推しで溺愛されました。 【完】
私の答え
「翔太くん!」
「わっ、どうしたの?
びっくりした……。」
翔太くんは、目を物凄く見開いている。
伝えるんだ、私の気持ち。
「翔太くん、あの告白ってまだ有効?」
「えっ……うん。」
翔太くんは真剣な顔になった。
「私も翔太くんのことが好き。
だから……」
「うん。」
翔太くんは私のことを急かさないで聞いてくれた。
心臓がバクバクいってる。
「付き合って、ください。」
私はそう言って、手を出した。
翔太くんの顔をまともに見ることができない。
手に何かが触れた。
私は顔を上げようとすると腕を引っ張られて、気づいたうちには翔太くんの腕の中にいた。
「しょ、翔太くん?!」
「そんなのOKに決まってるじゃん。」
翔太くんは、そう言って笑った。
笑ったというよりも、少し泣いていた。
「みーちゃん、キスしていい?」
翔太くんは私の顔を見ながら聞いてきた。
「いいよ。」
私を好きになってくれてありがとう、翔太くん。
大好き。
END