シンママ穂乃香の悩める再婚(26歳のwedding続編)
フリン
山に登った格好とはちがくて
紺のジャケットにチノパン
白のTシャッにシルバーのネックレス
サラサラの髪をグリースで軽く固めて
イケメン篤志の出来上がり
兄貴に送って貰うつもりが
帰りが寂しいからと義姉と
三人で山から帰ったあと
直ぐに出て行った。
穂乃香と義母朋美は台所に立ち夕食の
準備に入った。
ある程度出来上がり義兄夫婦の
帰りをまった。
7時になると義兄夫婦二人は帰っ
てきた。
「ありがとうございました」
穂乃香が二人に御礼を言うと
「あ💦ああ気にしないで
( ̄▽ ̄;)アハハ」
「どうでした、皆さん集まって
いましたか?」
「お、おおぉいたいた
な!!莉奈、楽しそうだったよ
な!!」
「う、うん、あ!!
食事の用意ありがとう
穂乃香ちゃん。」
義姉のギクシャクな態度が少し
気になった。
「さぁさぁ食べましょ」
ん?なんか変だと思いながらも
義母の明るい声に促されてしまう。
あまりのご飯の美味しさに
そんな様子も思い過ごしだと
思えて来た。
「おばちゃーんお帰りーー」
長い昼寝から起きた娘達は
莉奈に抱きつく。
「アンタらおねぼうさんね。フフ」
篤穂も志穂も莉奈が大好き
「帰る途中モールに寄って
買って来たのよ。」
莉奈は二人におそろいの
ワンピースを差し出した。
「うわあーおはな、お花」
二人は大喜び
それは昼間見た花をおもいださせる
ような小さな花柄の黄色いワンピースすだった。
食事も終わり子供達も風呂に入り
一息着いた。
21:00になった。
「アレ?」
「どーしたの?」
「何回かけても出ないんです。」
「嘘、ホントに?」
「何か知ってますか?」
「え?( ´;゚;∀;゚;)何かって💦」
「ア゙ア゙ア゙子供達寝かせてくるね
えっと・・・
麻志さんと遊んでるはずだし💦」
「お姉ちゃん、まって!!」
穂乃香はホントの姉の様に呼んだ
穂乃香に姉はいない
やっと出来た姉と兄そう思ってる
って事を言いたかった。
他人呼びなお義姉さんではなく
近い存在のお姉ちゃん。
「その呼び方は卑怯だよw」
莉奈と穂乃香は七歳違い
穂乃香と麻志とは一つ違い
莉奈の方が歳上、姉さん女房だ。
どうやら幾多家は姉さん女房と
決まっているのか?
義母も義父より一つ上
ジッと見つめる穂乃香に観念した
のか莉奈は、降参したかの様に
話し出した。
「・・・私と麻志は5歳離れてる
ってか事は知ってるよね!
篤ちゃんは市内の高校に通ってて
バイトの時、私の務める病院の近く
のカフェでバイトしてたのよ。
勿論偶然ね、
麻志とは麻志が盲腸で入院して
看護師だった私と知り合ってね、
付き合い始めて篤ちゃんとも
打ち解けて
それから姉と慕ってくれて
アパートにもよく遊びに来てたのよ」
「はぁ、あ!!聞いた事あります。」
「でもね!」
義姉は言いにくそうに下を向いて
「何かあったんですか、?」
「うん。
たまに泊まりにも来てくれて」
「・・・」
「彼女も連れて来たりしてね
・・・」
「男の人ですもん。
それくらいありますよ
昔の話でしょう。」
「ウ?・・ンだけどね
もうハッキリ言うね!
今日送って行ったらね
彼女が篤ちゃんに飛びついて来てね
大泣きしてゴメンなさい
ゴメンなさいって謝ってたのよ」
「はあ、そうなんですか!!」
「何人かの女の子がいてね
篤ちゃんに寄り戻せとか言って
たのが聞こえてきたのよ!」
「・・・」
「麻志は篤志だから
馬鹿な事はしないだろ
って言うからそのまま置いて
来たんだけど
勿論、迎えに来るからって言って
あるよ。
穂乃香ちゃんが気にするから
言うつもりは無かったんだけど」
「だ、大丈夫です。
篤志ですもん信用してます。
気を使ってくれたんですね!!」
「違うよ
穂乃香ちゃんが大事だから
もし、なんかあったとしても
許してくれない?
せっかく私達姉妹になれたん
だから・・・
ね、(๐•̆ ·̭ •̆๐)お願い💦
じゃあお休み!!
篤ちゃんから電話あったら
どんなに遅くても行くから」
莉奈はドアを開け階段を登り
ながら思い出していた。
「莉奈ちゃんこの子、真由って
言うんだよ!」
「え?もしかして篤ちゃんの彼女」
清楚で大人しそうな小柄で
可愛らしい美人どっちかと言うと
篤志の方が、ベタ惚れ!!
篤志が大事にしているのが
よくわかるほどアツアツだった。
夕食を食べに来たふたりは
イチャイチャ
「俺大学出たら真由と結婚するよ
もうプロポーズしたんだ
安いけど指輪もバイトして買った✌️」
篤志は嬉しそうに指輪をはめた
左手を真由と2人でキラキラして
見せた。
「へぇそうなのーオメデト」
莉奈は不審な顔をして、とりあえず
笑って見せた。
真由は食事に来ても食べるだけで
片付けもしない。
莉奈の目を盗んではビールを
ガブ飲み、冷蔵庫のドアに隠れて
🍺ゴクゴクゴクと飲んでいた。
なのに飲めませんアピール
莉奈には真由の裏が良く見えて
あんまり好きじゃなかった。
別れてくれて内心ホッとしていた。
穂乃香も最初はそんなんだろうか
と思っていたが全然裏表が
見えなくて莉奈は好きだ
同じ幾多の家を守る妹と自負して
いる。
「また真由に騙され
穂乃香ちゃんを裏切らなきゃ
良いけど」
莉奈の不安は底しれない。
篤志は情にモロい所がある
長所であり、短所だ。
穂乃香も
あんな話を聞いて不安にならない
訳がない。
何度も篤志に電話するけど出ない
何処で何をしてるのか
イライラさえしてくる。
夜23:00過ぎ篤志から電話があった。
「もしもし
篤志さんの彼女さんですか。」
「え?彼女?」
「篤志と別れて貰えませんか
私篤志と一緒に東京へ行きます。
篤志は私の彼なんですよ。」
ああ、またか!
以前、西川ミナミと篤志の時も
こんな感じだったな。
又飲まされて連れ込まれてる?
「あ、あの仰ってる意味が
わかりません。
篤志もそう言ってるんですか?」
「勿論、東京へ付いて行くって
言ったら大喜びなんです。」
「篤志に変わって貰えます」
穂乃香は篤志がそんな事を言う
訳が無いと思った。
「は━━━━━━━━い︎💕︎。」
「もしもし穂乃香オレ
そういう訳で宜しくな!
明日直ぐに東京に帰れ
そして
出て言ってくれ、あのタワマンは
真由と住むからな"」
そう言うとカウンターで眠ってる
篤志を真由と圭介はニヤリと笑い
ながら電話を切った。
「タワマン?あそこは
伯父の名義で私達は借りてるだけ
篤志何を言ってる?」
次の日篤志は昼過ぎに帰って来た。
「アレ?穂乃香と子供は?」
「あんた、電話に出ないから
何やってんの何処にいたの?」
「・・・まさか、怒ってた?」
「いや、急に用事が出来たらしく
朝の新幹線🚄で帰ったけど」
母、朋美は呆れながら
「何やってたのよ!
男の子の集まりだから良いけど
女の子いたらOUTよ!!」
穂乃香に電話するが返事は無い
帰りはまだ先出し
飛行機で帰るはずだったし
旅費無駄になるな!
と呑気にしていた。
しかし何度も掛けたが穂乃香は
出ない。
「お前はまだいるんだろ!」
兄麻志は篤志に聞いてきた。
「お前昨日何処に泊まった?
俺には正直に言えよ!」
篤志は罰が悪そうに
「ホテルに泊まった。」
「・・真由も一緒にか?」
「・・・」
「マジか!!」
「酔っててわからないんだ
覚えていないし・・・
目が覚めたら真由と寝ていた。」
「(´д`)はぁ
篤志、終わったな!!」
「え?穂乃香にはバレて
いないんだろう!
誓って何もして無いし
俺は白」
「莉奈なら殺されるレベル!!」
「・・携帯調べて見ろ
昨日お前電話したろ、俺
リビングで穂乃香ちゃんが
話してるの聞いたし
何を話してるのか分からなかっ
たけど、朝起きたら
俺に駅まで送ってくれと
たのまれたし」
「ゲッ、ホントだ、電話してる
( °_° )」
「何を言ったんだ?」
「記憶に無い!」
篤志は昨日の飲みの友人に急いで
電話をした。
「あー💦それな(;꒪ꈊ꒪;)))」
「ん?ಠ_ಠ
何か企んでたんだろ!」
「・・・」
「言えよ!」
篤志は昔鍛えたドス声で友人
佳樹(ヨシキ)を押さえ混んだ
篤志が怒れば普通じゃない事を
皆は知っている。
「すまん
口止めされていたんだが
圭介に真由が来るから篤志が結婚
してるのは言うなと言われてたんだ
なんで?って聞いたら
真由と篤志は東京で内緒で
会っていて
真由の腹には篤志の子供がいる
かもしれないって言われてサ
・・・
だからさ( ̄▽ ̄;)
真由とお前寄り戻すんだろ!」
「は?」
篤志はまたドス声を上げた!
「いやいや、そう聞いたから
協力しろって言われて
俺たちも、奥さんいるのに
ヤメロって止めたんだ
でも真由、泣き出してサ
可哀想に思えたんだよ」
「それだけか?
まだあるだろ!」
「う・・・ん
俺は席を外してたから分からないが
真由が奥さんに電話して
お前と結婚するって言ってたらしい。
冗談だと思うけど💧」
( ✧Д✧)ム カッ
「圭介と真由の策略か!!
穂乃香、怒って子供連れて
帰っちまった!!
もう二度とお前達との集まりには
参加シネ━━━━━━━━ゾ!!
穂乃香と離婚になったら
裁判するからな!
覚悟しとけ、圭介が主犯なんだろ
許さないって言っておけ "!」
電話をぶち切りした。
「お、おおぉい、篤ブチッ」
電話を切ったあと直ぐに真由から
LINEが来た。
「篤志、今日映画行かない
起きたらいないんだもん
真由、寂しかったンだからね⌒♡。.」
真由からの恋人気取りなLINE
ド頭に来た俺は真由に電話
「よお、真由、俺と寄り戻したい
って話ホントか?
ヨシキから聞いたぞ!」
「うんホント‼️
離れて分かった。
私、篤志が大好きだった
篤志とじゃないと幸せには
なれないんだって事に気付いたの
篤志、私本気よ!
信じてほしい。」
「ププ━(〃>З<)━ッッ!!!
笑わせんな!!
昨日、圭介がトイレにいった時
圭介のジャケットにある
携帯見たんだよね」
「え?」
「 LINEのトーク見たしスクショも
ある、真由、圭介の子供妊娠
してるんだろ!
だからその子を俺の子にする為
昨日ホテルに圭介と連れ込んだんだな!
もうネタバレしてるんだよ
托卵かよ
俺は大事な嫁がいるんだよ!」
「え?嫁?篤志、違うの!!」
「・・・は?何が違う?
真由お前最低な
オンナになっちまったな!!
圭介は結婚してるんだぞ
今流行りのフリンか?
しかも嫁はお前の親友恭子
らしいし、お前何を考えてる?」
「違う・・の
圭介とは偶然、町であって
ちょっとごはんたべて
何となくそんな雰囲気になって
1回なのよ
なのに妊娠しちゃつて!!
そしたら篤志が帰って来たって
未だ独身だから真由の事
好きなんだろうって
私も会いたかったし
篤志を好きな気持ちがあったし
会って見たら凄くかっこいいし
まだ私を好きなんでしょ
だから昨日も来たんでしょ」
「真由、俺、結婚して娘が二人いる。
大事な家族と君を天秤に
掛けれるわけ無いだろ!!
真由に気持ちなんか無い!⤵
何時の話をしてるんだ?」
「嘘・・よ
篤志は私が好きなはずよ。
あんなに項垂れて別れないから
って言ってたじゃん。
信じない、お腹の子供は諦めるわ
だから私と篤志の子供作ろう
篤志子供大好きじゃない。」
「は?自分の都合で?
そんな事するのか?
圭介に責任取って貰えよ!
俺は真由を好きじゃない!」
「そんな事ないよ。
また合えば大丈夫気持ちは
もどるよ。
篤志、上場企業に務めてるって
私のために頑張ったんでしょ
なんで諦めるの
あんなに私を好きって
言ってたじゃない
大企業に入って真由を必ず
迎えに来るからって
言ってたじゃない( ´•̥ ̫ •̥` )
思い出してよ。」
(≧ε≦● )プッ
「そんな俺をあっさりポイ
したのは真由だろ⤵
今更笑ってしまうし
これ以上、托卵、元サヤ狙うなら
俺も本気出す
圭介の嫁にも話すからな!
人の家庭を壊して楽しいか!
俺を甘くみるな!!」ブチッ
向こうで真由が騒いでいたが無視
圭介め俺をハメるなんて
出世したもんだ!!
目には目をだ!!
覚えてろ!!
紺のジャケットにチノパン
白のTシャッにシルバーのネックレス
サラサラの髪をグリースで軽く固めて
イケメン篤志の出来上がり
兄貴に送って貰うつもりが
帰りが寂しいからと義姉と
三人で山から帰ったあと
直ぐに出て行った。
穂乃香と義母朋美は台所に立ち夕食の
準備に入った。
ある程度出来上がり義兄夫婦の
帰りをまった。
7時になると義兄夫婦二人は帰っ
てきた。
「ありがとうございました」
穂乃香が二人に御礼を言うと
「あ💦ああ気にしないで
( ̄▽ ̄;)アハハ」
「どうでした、皆さん集まって
いましたか?」
「お、おおぉいたいた
な!!莉奈、楽しそうだったよ
な!!」
「う、うん、あ!!
食事の用意ありがとう
穂乃香ちゃん。」
義姉のギクシャクな態度が少し
気になった。
「さぁさぁ食べましょ」
ん?なんか変だと思いながらも
義母の明るい声に促されてしまう。
あまりのご飯の美味しさに
そんな様子も思い過ごしだと
思えて来た。
「おばちゃーんお帰りーー」
長い昼寝から起きた娘達は
莉奈に抱きつく。
「アンタらおねぼうさんね。フフ」
篤穂も志穂も莉奈が大好き
「帰る途中モールに寄って
買って来たのよ。」
莉奈は二人におそろいの
ワンピースを差し出した。
「うわあーおはな、お花」
二人は大喜び
それは昼間見た花をおもいださせる
ような小さな花柄の黄色いワンピースすだった。
食事も終わり子供達も風呂に入り
一息着いた。
21:00になった。
「アレ?」
「どーしたの?」
「何回かけても出ないんです。」
「嘘、ホントに?」
「何か知ってますか?」
「え?( ´;゚;∀;゚;)何かって💦」
「ア゙ア゙ア゙子供達寝かせてくるね
えっと・・・
麻志さんと遊んでるはずだし💦」
「お姉ちゃん、まって!!」
穂乃香はホントの姉の様に呼んだ
穂乃香に姉はいない
やっと出来た姉と兄そう思ってる
って事を言いたかった。
他人呼びなお義姉さんではなく
近い存在のお姉ちゃん。
「その呼び方は卑怯だよw」
莉奈と穂乃香は七歳違い
穂乃香と麻志とは一つ違い
莉奈の方が歳上、姉さん女房だ。
どうやら幾多家は姉さん女房と
決まっているのか?
義母も義父より一つ上
ジッと見つめる穂乃香に観念した
のか莉奈は、降参したかの様に
話し出した。
「・・・私と麻志は5歳離れてる
ってか事は知ってるよね!
篤ちゃんは市内の高校に通ってて
バイトの時、私の務める病院の近く
のカフェでバイトしてたのよ。
勿論偶然ね、
麻志とは麻志が盲腸で入院して
看護師だった私と知り合ってね、
付き合い始めて篤ちゃんとも
打ち解けて
それから姉と慕ってくれて
アパートにもよく遊びに来てたのよ」
「はぁ、あ!!聞いた事あります。」
「でもね!」
義姉は言いにくそうに下を向いて
「何かあったんですか、?」
「うん。
たまに泊まりにも来てくれて」
「・・・」
「彼女も連れて来たりしてね
・・・」
「男の人ですもん。
それくらいありますよ
昔の話でしょう。」
「ウ?・・ンだけどね
もうハッキリ言うね!
今日送って行ったらね
彼女が篤ちゃんに飛びついて来てね
大泣きしてゴメンなさい
ゴメンなさいって謝ってたのよ」
「はあ、そうなんですか!!」
「何人かの女の子がいてね
篤ちゃんに寄り戻せとか言って
たのが聞こえてきたのよ!」
「・・・」
「麻志は篤志だから
馬鹿な事はしないだろ
って言うからそのまま置いて
来たんだけど
勿論、迎えに来るからって言って
あるよ。
穂乃香ちゃんが気にするから
言うつもりは無かったんだけど」
「だ、大丈夫です。
篤志ですもん信用してます。
気を使ってくれたんですね!!」
「違うよ
穂乃香ちゃんが大事だから
もし、なんかあったとしても
許してくれない?
せっかく私達姉妹になれたん
だから・・・
ね、(๐•̆ ·̭ •̆๐)お願い💦
じゃあお休み!!
篤ちゃんから電話あったら
どんなに遅くても行くから」
莉奈はドアを開け階段を登り
ながら思い出していた。
「莉奈ちゃんこの子、真由って
言うんだよ!」
「え?もしかして篤ちゃんの彼女」
清楚で大人しそうな小柄で
可愛らしい美人どっちかと言うと
篤志の方が、ベタ惚れ!!
篤志が大事にしているのが
よくわかるほどアツアツだった。
夕食を食べに来たふたりは
イチャイチャ
「俺大学出たら真由と結婚するよ
もうプロポーズしたんだ
安いけど指輪もバイトして買った✌️」
篤志は嬉しそうに指輪をはめた
左手を真由と2人でキラキラして
見せた。
「へぇそうなのーオメデト」
莉奈は不審な顔をして、とりあえず
笑って見せた。
真由は食事に来ても食べるだけで
片付けもしない。
莉奈の目を盗んではビールを
ガブ飲み、冷蔵庫のドアに隠れて
🍺ゴクゴクゴクと飲んでいた。
なのに飲めませんアピール
莉奈には真由の裏が良く見えて
あんまり好きじゃなかった。
別れてくれて内心ホッとしていた。
穂乃香も最初はそんなんだろうか
と思っていたが全然裏表が
見えなくて莉奈は好きだ
同じ幾多の家を守る妹と自負して
いる。
「また真由に騙され
穂乃香ちゃんを裏切らなきゃ
良いけど」
莉奈の不安は底しれない。
篤志は情にモロい所がある
長所であり、短所だ。
穂乃香も
あんな話を聞いて不安にならない
訳がない。
何度も篤志に電話するけど出ない
何処で何をしてるのか
イライラさえしてくる。
夜23:00過ぎ篤志から電話があった。
「もしもし
篤志さんの彼女さんですか。」
「え?彼女?」
「篤志と別れて貰えませんか
私篤志と一緒に東京へ行きます。
篤志は私の彼なんですよ。」
ああ、またか!
以前、西川ミナミと篤志の時も
こんな感じだったな。
又飲まされて連れ込まれてる?
「あ、あの仰ってる意味が
わかりません。
篤志もそう言ってるんですか?」
「勿論、東京へ付いて行くって
言ったら大喜びなんです。」
「篤志に変わって貰えます」
穂乃香は篤志がそんな事を言う
訳が無いと思った。
「は━━━━━━━━い︎💕︎。」
「もしもし穂乃香オレ
そういう訳で宜しくな!
明日直ぐに東京に帰れ
そして
出て言ってくれ、あのタワマンは
真由と住むからな"」
そう言うとカウンターで眠ってる
篤志を真由と圭介はニヤリと笑い
ながら電話を切った。
「タワマン?あそこは
伯父の名義で私達は借りてるだけ
篤志何を言ってる?」
次の日篤志は昼過ぎに帰って来た。
「アレ?穂乃香と子供は?」
「あんた、電話に出ないから
何やってんの何処にいたの?」
「・・・まさか、怒ってた?」
「いや、急に用事が出来たらしく
朝の新幹線🚄で帰ったけど」
母、朋美は呆れながら
「何やってたのよ!
男の子の集まりだから良いけど
女の子いたらOUTよ!!」
穂乃香に電話するが返事は無い
帰りはまだ先出し
飛行機で帰るはずだったし
旅費無駄になるな!
と呑気にしていた。
しかし何度も掛けたが穂乃香は
出ない。
「お前はまだいるんだろ!」
兄麻志は篤志に聞いてきた。
「お前昨日何処に泊まった?
俺には正直に言えよ!」
篤志は罰が悪そうに
「ホテルに泊まった。」
「・・真由も一緒にか?」
「・・・」
「マジか!!」
「酔っててわからないんだ
覚えていないし・・・
目が覚めたら真由と寝ていた。」
「(´д`)はぁ
篤志、終わったな!!」
「え?穂乃香にはバレて
いないんだろう!
誓って何もして無いし
俺は白」
「莉奈なら殺されるレベル!!」
「・・携帯調べて見ろ
昨日お前電話したろ、俺
リビングで穂乃香ちゃんが
話してるの聞いたし
何を話してるのか分からなかっ
たけど、朝起きたら
俺に駅まで送ってくれと
たのまれたし」
「ゲッ、ホントだ、電話してる
( °_° )」
「何を言ったんだ?」
「記憶に無い!」
篤志は昨日の飲みの友人に急いで
電話をした。
「あー💦それな(;꒪ꈊ꒪;)))」
「ん?ಠ_ಠ
何か企んでたんだろ!」
「・・・」
「言えよ!」
篤志は昔鍛えたドス声で友人
佳樹(ヨシキ)を押さえ混んだ
篤志が怒れば普通じゃない事を
皆は知っている。
「すまん
口止めされていたんだが
圭介に真由が来るから篤志が結婚
してるのは言うなと言われてたんだ
なんで?って聞いたら
真由と篤志は東京で内緒で
会っていて
真由の腹には篤志の子供がいる
かもしれないって言われてサ
・・・
だからさ( ̄▽ ̄;)
真由とお前寄り戻すんだろ!」
「は?」
篤志はまたドス声を上げた!
「いやいや、そう聞いたから
協力しろって言われて
俺たちも、奥さんいるのに
ヤメロって止めたんだ
でも真由、泣き出してサ
可哀想に思えたんだよ」
「それだけか?
まだあるだろ!」
「う・・・ん
俺は席を外してたから分からないが
真由が奥さんに電話して
お前と結婚するって言ってたらしい。
冗談だと思うけど💧」
( ✧Д✧)ム カッ
「圭介と真由の策略か!!
穂乃香、怒って子供連れて
帰っちまった!!
もう二度とお前達との集まりには
参加シネ━━━━━━━━ゾ!!
穂乃香と離婚になったら
裁判するからな!
覚悟しとけ、圭介が主犯なんだろ
許さないって言っておけ "!」
電話をぶち切りした。
「お、おおぉい、篤ブチッ」
電話を切ったあと直ぐに真由から
LINEが来た。
「篤志、今日映画行かない
起きたらいないんだもん
真由、寂しかったンだからね⌒♡。.」
真由からの恋人気取りなLINE
ド頭に来た俺は真由に電話
「よお、真由、俺と寄り戻したい
って話ホントか?
ヨシキから聞いたぞ!」
「うんホント‼️
離れて分かった。
私、篤志が大好きだった
篤志とじゃないと幸せには
なれないんだって事に気付いたの
篤志、私本気よ!
信じてほしい。」
「ププ━(〃>З<)━ッッ!!!
笑わせんな!!
昨日、圭介がトイレにいった時
圭介のジャケットにある
携帯見たんだよね」
「え?」
「 LINEのトーク見たしスクショも
ある、真由、圭介の子供妊娠
してるんだろ!
だからその子を俺の子にする為
昨日ホテルに圭介と連れ込んだんだな!
もうネタバレしてるんだよ
托卵かよ
俺は大事な嫁がいるんだよ!」
「え?嫁?篤志、違うの!!」
「・・・は?何が違う?
真由お前最低な
オンナになっちまったな!!
圭介は結婚してるんだぞ
今流行りのフリンか?
しかも嫁はお前の親友恭子
らしいし、お前何を考えてる?」
「違う・・の
圭介とは偶然、町であって
ちょっとごはんたべて
何となくそんな雰囲気になって
1回なのよ
なのに妊娠しちゃつて!!
そしたら篤志が帰って来たって
未だ独身だから真由の事
好きなんだろうって
私も会いたかったし
篤志を好きな気持ちがあったし
会って見たら凄くかっこいいし
まだ私を好きなんでしょ
だから昨日も来たんでしょ」
「真由、俺、結婚して娘が二人いる。
大事な家族と君を天秤に
掛けれるわけ無いだろ!!
真由に気持ちなんか無い!⤵
何時の話をしてるんだ?」
「嘘・・よ
篤志は私が好きなはずよ。
あんなに項垂れて別れないから
って言ってたじゃん。
信じない、お腹の子供は諦めるわ
だから私と篤志の子供作ろう
篤志子供大好きじゃない。」
「は?自分の都合で?
そんな事するのか?
圭介に責任取って貰えよ!
俺は真由を好きじゃない!」
「そんな事ないよ。
また合えば大丈夫気持ちは
もどるよ。
篤志、上場企業に務めてるって
私のために頑張ったんでしょ
なんで諦めるの
あんなに私を好きって
言ってたじゃない
大企業に入って真由を必ず
迎えに来るからって
言ってたじゃない( ´•̥ ̫ •̥` )
思い出してよ。」
(≧ε≦● )プッ
「そんな俺をあっさりポイ
したのは真由だろ⤵
今更笑ってしまうし
これ以上、托卵、元サヤ狙うなら
俺も本気出す
圭介の嫁にも話すからな!
人の家庭を壊して楽しいか!
俺を甘くみるな!!」ブチッ
向こうで真由が騒いでいたが無視
圭介め俺をハメるなんて
出世したもんだ!!
目には目をだ!!
覚えてろ!!