シンママ穂乃香の悩める再婚(26歳のwedding続編)

🐝⋆︎*゚∗🐝俺の娘(≧v≦●)♪志穂


幾多は子供をあやしながら穂乃香を
見て微笑んだ。

「どうして、泣いたの?」

一言も話せ無い穂乃香を見て
決心したように篤志は言った。



「俺は、貴方が好きでした。
先輩の奥さんと知りながら
気持ちは止められなかった。
君の気持ちが知りたい。」


「え?っと幾多さんは
26ですよね。」


「25‼」

「・・私バツイチですよ。
それにシングルですし」

「プッ
シングルじゃないと告りません
貴方がシングルになったから
こそ、告白しています
ずっと貴方がすきでした。」


「私・・・でいいの?」

「貴方が、が、いい。」

「・・・・からかってる?」


「いや、僕は本気だから。」
彼の澄んだ目は深く穂乃香を
見つめていて、目をそらす事が
出来なかった。

「ありがとう。」


「それって、OKって事?」

「うん。」

.やった━━━w
「そおか、そか‼じゃあ子供の名前
決めて俺が出しに行くよ‼
確か14日迄に出すんだよな‼」

「うん。
あのね、もう決めてあるの‼」


「エッ父親の
俺は参加できないの?
それは・・もしかして先輩が
つけたの?」

妙な嫉妬が湧き上がる

「え?」
穂乃果はビックリして目を開く


「全然関係ないよ」
穂乃果の一言に胸を撫で下ろす

父親は早いかもだけどいずれは
そうなりたい。
いやなる。
穂乃香だけできめたの?」
思い切って呼び捨てて見た
穂乃香もニッコリ笑って

「うん、ど━━━━してもこの
名前がいいの‼」

「そうかじゃあ発表❗️して。」
ワクワクしながら篤志は子供を
手際よく抱きながらあやしつつ
穂乃香の命名式を聞いた。

「幾多篤志の志と私の穂乃香の
穂を取って 志穂、どう?」


ぽかーん~ 俺は唖然

「だめ?」

( T T )志穂、志穂もう俺の娘で
いい?

「父親の欄には俺の名前書いて
いい?」

「それは・・?
でも、こっちがお願いしたい!
ほんとにいいの?いいの?
結婚禁止期間が終わってから
だけど」


「半年は婚姻届出せないけど
それくらい我慢しょう。
あ‼カルボナーラ覚めたね」

急に元気になった篤志は志穂を
ベビーベッドには寝かしたく
無かった。

出来たらずっとだいていたい。


「せっかく幾多さんが作って
くれたから私食べる‼」

「いや作り直すよ。」

「ん━━ん、食べる‼」

「大丈夫、グラタンにすれば
美味しくなる。」


「それにな‼ あのぉ~」

「なに?どうしたの?」

「幾多さんってのはちょっと‼」

「え?」

「俺は年下だし
呼び捨てでいいし ´」

「え、ああ、ね。
…ドキドキ篤・・志さん
でいいの?」

「いやョビステでお願いしたい。」


「篤志って呼ぶの急に?‼」


「パアアァうん。」


「フフフ変なの‼」

篤志は手際よくカルボナーラを
グラタンに変身させた。

ふーはぁ~フゥ~
アチチチチアッチチチィ~

向かい側には篤志が暖かい
微笑みを浮かべている。

そして🥄スプーンを握る手を掴んで
「俺‼ 頑張るよ、君に好きになって
貰えるように‼」


「・・・え?ゴメンなさい」
穂乃香は掴まれた手の力を抜いて
篤志を見た。
「えっ  ・・・そんなぁ!」
項垂れた篤志を見て


「もう好きになっちゃった
頑張らなくてイイヨ‼」

ポカーン

「こんなにイケメン君が
私を捕まえてくれて
惚れない女はいませ━━━━ん。」

篤志は口に入ったカルボナーラの
リメイクグラタンをゴクッと
飲み込んで放心状態‼

「嬉し過ぎて動けない」

篤志は、志穂のベッドに
フラフラと近寄り、声を出さないで
バンザイ
バンザイ
バンザイ

万歳三唱をして穂乃香を見た。
それはもう、満面な笑顔で‼

それから、産後で動けない穂乃香の
代わりに出生届と、子供手当ての
必要書類を提出した。

志穂の手続きはほぼ完了
帰り前田佳奈と連れ立って歩く
坂口陽仁を見つけた。

2人は仲良く寄り添いながら歩いて
いたが、陽仁を見た篤志は首を
掲げた。

先輩はもっとガッチリしていたはず
今は少し太っていて脂ギッシュ
に見えた。

前田佳奈もチョッチ━━━小デブ
な感じ?

「やばいっす‼」
篤志はコソコソと見つから
無いように市役所を出た。

2人で市役所に来たとゆう事は?
篤志はスマホでカレンダーを
インストールして今日の日付を見た。

五月〇日大安吉日、この流れなら
やはり婚姻届提出か?

先輩は穂乃香と別れたあと
暴飲暴食、酒飲みながらのキャバクラ
その後帰りの〆はお持ち帰りの女と
お決まりはラーメン🍜🍜

独身に戻った彼は自由三昧〃‼

「全くぅ先輩懲りないな‼
同じ事くりかえすのかよ、
オマケに佳奈も一緒にいるから
太ってんじゃん。ザマァ」

もう関係ない奴の事だ、臨月の
穂乃香を見捨てたバッだ、
あんな可愛らしい志穂を見捨てた
奴だ、もう関わり会うのは辞めだ‼


篤志は怒りながら市役所を後にした。


「ただい~ な‼ 何やってんの?」

「( ˶ˆ꒳ˆ˵ )エヘヘ篤志が帰ってくる頃
と思って晩御飯作った。」


「ウワ、有難いけどやめて‼
産後の日立が悪くなったら
ど━━━━━すんの‼
駄目でしょ‼」

篤志は洗面所に行き手洗い嗽を
済ませ、穂乃香の付けていた
エプロンをむしり取り

「えっ、あの~あれぇ~」
ヒョイと抱えあげ
ソファに穂乃香を座らせた。
「後20日は安静、分かってる?」

「は・・・い‼」
過保護過ぎる篤志に笑いながら
従った。

「チッ目を離すとコレだ‼」

篤志の愚痴を聞きながら
愛されてる幸せを噛み締めた。
陽仁の時には無かった安心感
ホッとする瞬間
これが世に言う愛妻家とゆうものか
まだ婚姻届は出せないけど
篤志は本当の夫だと穂乃香は思った。




「ねえ婚姻届も出したし
ソロソロ
社長にお願いしてもいいよね?」

「は?何を‼」

「またまたぁ~」

「陽仁の出世よ‼」

「ん?なんの事だよーw出世って」


「は?それは人事部がやる事で
俺が頼んでも無理‼」


「ええっ( ; 0ᾥ0 )だって
陽仁、社長と親戚なんでしょ?
だから出世も早かったんじゃん。」

「おいおい佳奈、何を言ってっか
わかんないんだけど?
なんで社長と親戚なんだ?」


「嘘でしょ、社内でウワサだったよ
陽仁の出世が同期より早いのは
社長が親戚で陽仁が跡取りだから
って・・・‼」


「はぁ(ΦдΦ)ガセガセ
俺の叔父さんは定年して
スーパーに再就職して時給1000円
だって言ってたぞ」


「・・・・・マジ?」

「嘘ついてどうすんの?
ほら唐揚げ食べよう!
ピザも早く食べるぞ‼」

「へ?( ᐙ )・・・」

「あんま考えるな笑
そのうちバリバリ出世するから‼」


ガックリショボーン
「その内って何時よ‼」

「ねえ、何時よ‼?それに陽仁なんか
最近太ってない?」

「そうか~マダマダ大丈夫だヨ‼
それより佳奈こそ、
太ったんじゃない?
ほらこの辺‼」
陽仁は佳奈のウエストの肉をギュッ
と掴んだ。

「イテイテイテ、イタ━━━━イ‼」

「陽仁だってほらココ
お腹まあるくなってるよ‼
前はさぁ身体引き締まって
カッコ良かった
のにィ〰︎〰︎‼」

ポンポンポ━━━━━━ン‼
佳奈は陽仁のモッコリしたお腹を
叩いて「ハァ・・」溜息を着いた。


「なぁ 佳奈飯作れよ…
俺このままじゃあヤバ‼
穂乃香みたいな美味い料理」

陽仁は風呂上がりの体型を鏡に
写し気にしながら佳奈に言った。


「え~料理できないも━━ん。」

「おいおい、料理勉強しろよ‼
しかも洗濯溜まってるし
部屋も汚ねーし‼」


「え?やった事無いし、
ハウスキーパー頼んでよ!
それか陽仁やってよ‎〰︎〰︎w
私家事苦手
せっかくのネイルも手も
荒れちゃう・・・
ヤダε」


「は?穂乃香は腹が太くても
やってたぞ‼

飯も美味かったし部屋もキレイ
だったし、」

「プイッ何よ
専業主婦と一緒にしないデ‼」


「穂乃香は仕事してる時も
キチンとやってた💢ぞ‼」


「何よ〰︎〰︎〰︎ボカ👣ッ」
佳奈は陽仁の背中を足裏で蹴った‼

「あんな子持ちオバサン嫌だから
離婚したんでしょ‼
今更何よ‼」

「暴力かよ‼ 」
陽仁もつい声を荒らげた。

「アンタが未練たらしいからよ!
悔しかったら、出世しなさいよ!
前はあんなカッコ良かったのにぃ
それに会社の跡取りって聞いたから
私、私結婚したのにぃ〰︎〰︎」

今タヌキじゃん。
< 6 / 25 >

この作品をシェア

pagetop