あなたへ贈る手紙
Drawing
キミがいない夜更けに
冷えきったマグカップ
星の降らない夜空に
乾いた空気の音

キミのこと考えてばっか
私こんなんだっけ?
答えのない問いかけに
またキミを重ねた

最初は変な人とすら思ってたのに
いまじゃあたしの方が好きみたい
ふと現れた意地悪な人

好きだって毎日言ってたら
キミは飽きちゃうのかな
キミの名前毎日呼べば
キミは慣れちゃうのかな

歯痒い初々しさともどかしさに
すべて愛おしくなっていく

キミを知るたびにだんだん好きになって
キミを知るたびに寂しくもなったの
時間を彩っていく私だけの
魔法使いみたいだね

眩しい太陽の日差しに
私のこと呼ぶ声
温かいコーヒーとココア
ミルクを溶かしていくみたいに

キミに触れたくて
今は届かないこの距離
それでも確かに繋がってる心
私、もっと変われるのかな

仮に飽きちゃったとしても
たくさんの大好きを
例えな慣れちゃったとしても
たくさんキミの名前を呼んでいたいよ

あと何回この幸せな時間を
キミと過ごしていけるかなんてわかんないから
曖昧に忘れていっちゃう前に
たくさん私の気持ちを知っていて欲しい

可愛くなりたくて背伸びをして
気づいて欲しくて変えてみたりして
恋する乙女だなぁわたし

だけどこんなにも変われっるって
あなたが教えてくれたから

純粋な好きをキミに伝えていきたい
どうしようもない下心も
あなたのことを思う真心も
手に負えないくらいの子供ぽいところも

きみが灰色の世界を変えるために
くれた絵の具で
この先もずっときっと
変えてみせるから
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