このまま惚けて、それから
草なのか花なのかよくわかんない名前をした彼女は、黒なのか青なのかよくわかんない名前のストーカーの、ストーカーらしい。
ややこしいな、よく分からないからやめて欲しい。
初対面だけどヤバそうなのはすぐ分かった。
類は友を呼ぶ的なあれだ。
ヤバい奴はヤバい奴を呼ぶ。
なるほど、最悪だ。
「未羽さん安心してください、あたしは確かに青くんのこと地球上の誰よりも好きだし青くんのことならクイズ形式で出されても全問正解できるし青くんの血なら飲めるし死ねって言われたら死……にはしないのですが」
「しないのかよ」
「でも大丈夫です!あたしは青くんの幸せを1番に願っているので未羽さんの嫌がることはしないし、仲良くなりたいとも思ってます」