別に好きじゃないけど…
「雨、また告ったの?」
「ちょっと聞いてよ、玲央!
頑張ってメイクしたのに20点て言われたんだけど…」
酷すぎるとブツブツ文句を言う私に呆れているのは
幼馴染で友達の水瀬 玲央(みなせ れお)だった。
玲央とは小学生からの付き合いで
家も近かったのでずっと仲がいい。
多分私の事を一番理解してくれてるのは玲央だと思う。
「ねぇ、玲央だったらこのメイク何点つける?」
私は自分の顔を指さしながら聞いてみる。
「25点…ってとこだな…」
「はっ?…玲央もひどいっ…昨日2時間このメイク勉強したのにっ!!」
「雨ってそうゆうメイク全く合ってないから逆に違和感しかないんだけど」
玲央も先輩と同じ事言わないでほしい。
頑張ったのになぁ…。
「だって日高先輩って派手な子が好きみたいだから仕方ないじゃん!」
「派手な子が好きってより、派手な子が寄ってくるだけなんじゃねーの?」
「そうなの?」
「いや、俺に聞くなよ…知らねーし」
はぁ…と私はため息をついた。
どうしたら先輩からOKをもらえるんだろう。
「そもそも別にあの先輩の事好きじゃないんだろ?」
「そうだけど…なんか悔しいじゃん!」
「悔しいってなんだよ」
「12回だよ!私の告白全てNOOOOOOO!!ってありえないでしょ?」
「ありえないのはお前の方だと思うけど…」
「一回くらい良い返事もらいたいじゃん」
今日はちょっといけると思ったんだけどな。
「もしOKもらったら付き合うの?」
「付き合うっていうか取り巻きの一人になる?的な…」
「はぁ?…雨は何がしたいのか謎すぎなんだけど」
完全に玲央は呆れている様だった。
そう思われても仕方ないと思う。
自分でも何やってるんだろうなって思うし。
「一度くらい、お姉ちゃんに勝ちたいの!」
「……馬鹿なやつ」
「わかってるよ、そんなの」
先輩が彼女をつくらないのは知ってる。
私が彼女になれないこともわかってる。
でも取り巻きくらいならなれるかもしれない。
そしたら少しだけ…
少しだけお姉ちゃんも私の気持ちわかってもらえるかなって…
「ちょっと聞いてよ、玲央!
頑張ってメイクしたのに20点て言われたんだけど…」
酷すぎるとブツブツ文句を言う私に呆れているのは
幼馴染で友達の水瀬 玲央(みなせ れお)だった。
玲央とは小学生からの付き合いで
家も近かったのでずっと仲がいい。
多分私の事を一番理解してくれてるのは玲央だと思う。
「ねぇ、玲央だったらこのメイク何点つける?」
私は自分の顔を指さしながら聞いてみる。
「25点…ってとこだな…」
「はっ?…玲央もひどいっ…昨日2時間このメイク勉強したのにっ!!」
「雨ってそうゆうメイク全く合ってないから逆に違和感しかないんだけど」
玲央も先輩と同じ事言わないでほしい。
頑張ったのになぁ…。
「だって日高先輩って派手な子が好きみたいだから仕方ないじゃん!」
「派手な子が好きってより、派手な子が寄ってくるだけなんじゃねーの?」
「そうなの?」
「いや、俺に聞くなよ…知らねーし」
はぁ…と私はため息をついた。
どうしたら先輩からOKをもらえるんだろう。
「そもそも別にあの先輩の事好きじゃないんだろ?」
「そうだけど…なんか悔しいじゃん!」
「悔しいってなんだよ」
「12回だよ!私の告白全てNOOOOOOO!!ってありえないでしょ?」
「ありえないのはお前の方だと思うけど…」
「一回くらい良い返事もらいたいじゃん」
今日はちょっといけると思ったんだけどな。
「もしOKもらったら付き合うの?」
「付き合うっていうか取り巻きの一人になる?的な…」
「はぁ?…雨は何がしたいのか謎すぎなんだけど」
完全に玲央は呆れている様だった。
そう思われても仕方ないと思う。
自分でも何やってるんだろうなって思うし。
「一度くらい、お姉ちゃんに勝ちたいの!」
「……馬鹿なやつ」
「わかってるよ、そんなの」
先輩が彼女をつくらないのは知ってる。
私が彼女になれないこともわかってる。
でも取り巻きくらいならなれるかもしれない。
そしたら少しだけ…
少しだけお姉ちゃんも私の気持ちわかってもらえるかなって…