同居人の一輝くんは、ちょっぴり不器用でちょっぴり危険⁉
ハッとした、一輝くんにそう言われて。
それと同時に恥ずかしさもこみ上げてきた。
一輝くんの背が高くなった。
そのことを驚いていた。
それだからとはいえ一輝くんのことをじっと見ていた。
それを気付かれてしまった、一輝くんに。
そのことが。
なんだか、とても恥ずかしくて。
って。
あれだけじっと見ていた。
そうしたら気付かれてしまう、かな。
「あっ、えっと、
一輝くん、すごく背が伸びたなって思って」
恥ずかしさからだろう。
口調は少し慌てたような感じになってしまった。
「うん、
なんか、ここ二年の間にニョキニョキって伸びたみたいで」
「あはは、ニョキニョキって」
「だからかな、
そのとき、よく節々が痛くなって」
「急に背が伸びると痛くなるよ」
「急に背が伸びた人が
そういうふうに言っているのを
聞いたことあったけど。
まさか本当に痛くなるとは」
「そうだよね」