同居人の一輝くんは、ちょっぴり不器用でちょっぴり危険⁉
危険(?)な夜



 一輝くんと二人で暮らす。
 そのようになってから二週間が経った。


 学校は一学期が始まっている。


 そして。
 一輝くんとの生活。

 それは。
 今のところ何も問題ない。
 そのおかげで穏やかに過ごせている。





 今日は金曜日。

 今は夜。



 今、お風呂から出てきたところ。

 髪も乾かして寝る準備が整った。


 そうだ、読みかけの小説があった。
 明日は休み。
 なので、それを読んでから寝よう。

 そう思いながら自分の部屋に戻ろうと歩きかけた。


「結菜ちゃん」


 そのとき。
 一輝くんが自分の部屋のドアを少しだけ開け。
 ひょこっと覗くように私の方を見ていた。


「結菜ちゃん、ちょっとこっちに来て」


 手招きして私のことを呼ぶ一輝くん。


 なんだろう?
 そう思いながら一輝くんの方へ向かった。


「どうしたの? 一輝くん」


 そう言いながら一輝くんの目の前に……。


 って。

 えっ⁉


< 23 / 181 >

この作品をシェア

pagetop