同居人の一輝くんは、ちょっぴり不器用でちょっぴり危険⁉
嫉妬……?
一輝くんに想いを打ち明けられ。
数日が経った。
四月も中旬が過ぎようとしている。
今は昼休み。
彩月と一緒に弁当を食べている。
「ねぇ、結菜」
そのとき。
彩月に声をかけられ。
「一輝との同居生活はどう?」
内容がそれだった。
「……っ‼」
なので。
動揺した、かもしれない。
食べていた弁当のおかず。
それを吹き出しそうになった。
「ちょっと結菜、大丈夫?」
そんな私のことを彩月が心配そうに見ている。
「うん、大丈夫」
吹き出しそうになった弁当のおかず。
それをなんとか飲み込んだ。
その後、お茶を一口飲む。
びっくりした。
彩月が突然そんな話をしたから。
まだ。
している、動揺。
冷静になろう。
そうしようとしても。
できない、冷静になることが。
一輝くんとの同居生活。
そのことを訊かれる。
そうすると反応してしまう、過剰に。
別に。
過剰に反応。
しなくてもいい。
そう思うのだけど。