月明かりに照らされて
直『お前、それでも総長か?総長ならもっと下っ端のやつらの気持ち考えろよ。

すげぇ悲しそうな顔してんじゃねーか。上に立つ者がそんな顔させんなよ。』


『直生さん、俺らは大丈夫っす。
俺たちは桜を信じたい。友達として。

それすらダメだって言うなら俺たちは飛燕を抜ける覚悟してますから。』


どうしてそこまであいつを信じる。
紗代莉がボロボロになった姿を見てないからこいつらはこんなことが言えるんだ。


奏『お前らは紗代莉が傷ついた姿を見てないからあいつばかり庇うんだろ!』
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