月明かりに照らされて
そんなことを考えていたら学校に行く時間になった。


学校に行けば学校中が私の噂でもちきりだと思う。

そう思ってはいても家で一人でいるよりはマシだから、今日も学校にいく。

大丈夫。きっとあのみんななら信じてくれるから。

大丈夫。飛燕は大切だったけどあの時よりはまだマシだから。


大丈夫。私はまだ笑える。
私にはあの人がいてくれる。
信じれる。信じるって決めたのは私なんだから。

信じようと思った自分の心にだけは嘘をつきたくない。

だから頑張るの。
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