かりそめ蜜夜 極上御曹司はウブな彼女に甘い情欲を昂らせる
「心配するな。優しくする……つもりだ」
耳たぶを唇で甘噛みされ、彼の湿り気の帯びた声に羞恥心を煽られる。身体の奥から湧き上がるぞくぞくとした快感に、甘い嬌声が漏れた。
「やあっ……」
「耳、気持ちいいか?」
「わ、わかりません……」
そんなの、わかるわけがない。顔を見られるのが恥ずかしくなって手で隠すと、その手をいとも簡単に取られ彼の左手で頭上に拘束された。
私の髪を弄んでいた右手が、さらりと頬を撫でる。その手は徐々に下にさがり、首筋、鎖骨となぞっていくと、身体にかかっていたバスタオルをはずした。
「あ、あの、ちょっと待って──」
やっぱり裸を見られるのは恥ずかしくて慌てて体を起こそうとするも、それを制するように口づけられる。貪るような荒々しいキスに必死に応えていると、彼の手が胸に添えられ、やわやわと動かした。
「風呂のときも思ったが、葉月は着痩せするタイプなんだな」
「し、知りません」
そんな小さな抵抗に、瑞希さんはふっと口の端をわずかに上げて笑った。私をまじまじと見据えたまま、胸を包み込んでいた手がうごめきだす。
耳たぶを唇で甘噛みされ、彼の湿り気の帯びた声に羞恥心を煽られる。身体の奥から湧き上がるぞくぞくとした快感に、甘い嬌声が漏れた。
「やあっ……」
「耳、気持ちいいか?」
「わ、わかりません……」
そんなの、わかるわけがない。顔を見られるのが恥ずかしくなって手で隠すと、その手をいとも簡単に取られ彼の左手で頭上に拘束された。
私の髪を弄んでいた右手が、さらりと頬を撫でる。その手は徐々に下にさがり、首筋、鎖骨となぞっていくと、身体にかかっていたバスタオルをはずした。
「あ、あの、ちょっと待って──」
やっぱり裸を見られるのは恥ずかしくて慌てて体を起こそうとするも、それを制するように口づけられる。貪るような荒々しいキスに必死に応えていると、彼の手が胸に添えられ、やわやわと動かした。
「風呂のときも思ったが、葉月は着痩せするタイプなんだな」
「し、知りません」
そんな小さな抵抗に、瑞希さんはふっと口の端をわずかに上げて笑った。私をまじまじと見据えたまま、胸を包み込んでいた手がうごめきだす。