いつもあなたを
小学3年生の頃から養護施設で育った私。
明るい性格で運動も得意だったので
転校初日からすぐ友達が出来て
クラスの中心メンバーになるのに
時間はかからなかった。
クラスで1番運動の出来る男の子を好きになり
私が好きになった人を好きになる子は居なかった。
今思えば、女王様のように思うがままにしていた私は
一部の人からは嫌われていたと思う。笑
いつも好きな人と一緒にいると邪魔をしてくる男子二人組の内の1人が
いつの間にか好きになっていた。
背も私より小さかったけど私に歯向かうのはこの人だけで
嫌い嫌いも好きな内とはまさにこの事だなと思う。
ずっと両思いだと確信していたけど
お互い告白することはなく
中学に入学したタイミングで
人生で初めて人と付き合った。
よく喧嘩したし、泣きながら電話したけど
今思えばこの頃この人が1番私を理解していたと思う。
だけど中学になり彼のことを嫌う人が増え
昔は私に唯一歯向かってきていた彼が
わたしにも気を使うようになり
部活終わりに待っていた彼に向かって
「あんた、誰?」
付き合うまでの両思い期間は2年以上だったが
付き合ってから2ヶ月ほどで終わりを告げた。