幸せの探し方
第5話*形は大なり小なり、人それぞれ
施設の中の、たまたま目についた中華料理のチェーン店で夜ご飯をごちそうになった。
「美味しい!」
小籠包を口に入れたわたしに、
「美味しそうに食べますね」
高天原さんは向かい側の席で微笑んで天津飯を口に入れた。
小籠包の中から出てくる熱いスープにハフハフと言いながら飲み込んだ。
「デザートは何を頼みます?」
「あー、そうですね…」
高天原さんがタッチパネルを動かしている様子を見ながら、わたしは考えた。
ごま団子に桃饅頭、愛玉子、杏仁豆腐…あー、台湾カステラも捨てがたいなあ。
何を食べようかと悩んでいるわたしに、高天原さんはフッ…と笑った。
「どうかしましたか?」
わたしが聞いたら、
「いえ、何も…」
高天原さんは答えた。
「美味しい!」
小籠包を口に入れたわたしに、
「美味しそうに食べますね」
高天原さんは向かい側の席で微笑んで天津飯を口に入れた。
小籠包の中から出てくる熱いスープにハフハフと言いながら飲み込んだ。
「デザートは何を頼みます?」
「あー、そうですね…」
高天原さんがタッチパネルを動かしている様子を見ながら、わたしは考えた。
ごま団子に桃饅頭、愛玉子、杏仁豆腐…あー、台湾カステラも捨てがたいなあ。
何を食べようかと悩んでいるわたしに、高天原さんはフッ…と笑った。
「どうかしましたか?」
わたしが聞いたら、
「いえ、何も…」
高天原さんは答えた。