幸せの探し方
「そやけど、まあ…門谷はんがそこまでやってくれてるのに蜜柑ちゃんに思いが伝わってへんかったなんて」
宇大くんはどこか呆れた様子だった。
「顔はいいと思ってるよ」
わたしがそう言ったら、
「まあ、確かに顔はええーな。
芸能人や言われたらすぐに信じそうや」
と、宇大くんは言い返した。
わたしは手帳を開くと、次に高天原さんと門谷さんがくる日の確認をした。
10日後だった。
そんなにも待てそうにないな。
わたしはカバンからスマートフォンを取り出すと、メッセージアプリを起動させた。
『近いうちに2人で話したいことがあります
空いている日にちがあったら教えて下さい』
画面をタップして門谷さんにメッセージを送信した。
宇大くんはどこか呆れた様子だった。
「顔はいいと思ってるよ」
わたしがそう言ったら、
「まあ、確かに顔はええーな。
芸能人や言われたらすぐに信じそうや」
と、宇大くんは言い返した。
わたしは手帳を開くと、次に高天原さんと門谷さんがくる日の確認をした。
10日後だった。
そんなにも待てそうにないな。
わたしはカバンからスマートフォンを取り出すと、メッセージアプリを起動させた。
『近いうちに2人で話したいことがあります
空いている日にちがあったら教えて下さい』
画面をタップして門谷さんにメッセージを送信した。