公然の秘密
自分が出産祝いを渡すからと言った柚愛だったが、
「俺にも義理の妹ができる訳だから何か持って行かないとあれだろ?
気配りができない嫌な義理の兄ちゃんだと思われるだろうし…」
と、尾関は言った。
(小桃はそう言うのを気にしないけれど…)
尾関は気にするんだなと思いながら買い物につきあうことにした。
「すごいな、ベビー服ってこんなにもあるんだな」
ベビー用品売り場に足を踏み入れた尾関は珍しそうに見ていた。
尾関から小桃への手土産は手軽に食べられて日持ちをするものがいいだろうと言うことで焼き菓子のつめあわせセットにした。
「これ、かわいい」
柚愛はうさぎの刺繍がされているピンクのベビー服を指差した。
「俺にも義理の妹ができる訳だから何か持って行かないとあれだろ?
気配りができない嫌な義理の兄ちゃんだと思われるだろうし…」
と、尾関は言った。
(小桃はそう言うのを気にしないけれど…)
尾関は気にするんだなと思いながら買い物につきあうことにした。
「すごいな、ベビー服ってこんなにもあるんだな」
ベビー用品売り場に足を踏み入れた尾関は珍しそうに見ていた。
尾関から小桃への手土産は手軽に食べられて日持ちをするものがいいだろうと言うことで焼き菓子のつめあわせセットにした。
「これ、かわいい」
柚愛はうさぎの刺繍がされているピンクのベビー服を指差した。