公然の秘密
「おっ、いいな。
こっちは…男の子かな?」
尾関が指差したのはくまの刺繍がされている水色のベビー服だ。
「同じベビー服でもサイズが違うんだな」
それぞれの大きさのベビー服を見ている尾関に、
「赤ちゃんにも体格の個人差があるからね」
と、柚愛は言った。
「へえ、知らなかった…。
でも、こうして見るとかわいいな」
「うん、かわいいね」
楽しそうにベビー服を見ている尾関の横顔を柚愛は微笑ましく見つめていた。
(麗一さん、私と結婚してよかったのかな…?)
入籍もしておいて本当に今さらなのだが、柚愛は思った。
ちまたでよく聞く“マリッジブルー”と言うヤツなのだろうか?
最近の柚愛は尾関に対してそんなことを思うようになっていた。
こっちは…男の子かな?」
尾関が指差したのはくまの刺繍がされている水色のベビー服だ。
「同じベビー服でもサイズが違うんだな」
それぞれの大きさのベビー服を見ている尾関に、
「赤ちゃんにも体格の個人差があるからね」
と、柚愛は言った。
「へえ、知らなかった…。
でも、こうして見るとかわいいな」
「うん、かわいいね」
楽しそうにベビー服を見ている尾関の横顔を柚愛は微笑ましく見つめていた。
(麗一さん、私と結婚してよかったのかな…?)
入籍もしておいて本当に今さらなのだが、柚愛は思った。
ちまたでよく聞く“マリッジブルー”と言うヤツなのだろうか?
最近の柚愛は尾関に対してそんなことを思うようになっていた。