アキを救えるなら私は何にでもなる
アキ先生はそれを聞いた瞬間、安堵した。


そして、キミは、南風原先生に向き直り、こう言った。南風原先生は、


「私も許して!なんで、アキ先生だけ助けるの!」
と、一言いったが、キミは、


「絶対やりませんが、何か?」と普段の顔のかけらほどない、鬼の形相で一言いい、

「私は、今日の計画、全部知ってた!だから、アキ先生は許したの。…貴女に操られているだけだから。
だけど、貴女が全部計画を練ったんでしょ!
昨日、私は、菊音池公園に来てたから、この計画を知ってた!
だったら、2人分の罪を償うべき。もうすぐ、警察も来ますよ。」と、正論と証拠を告げた。



流石に、そう言ったら、南風原先生は、黙ったが、今度は、彼女が隠し持ってたナイフでアキ先生を殺そうとした。



「あああああーー!アキ先生、もう許さない!」
と言いながら、ナイフを向けて迫ってくる南風原。
キミは全て理解した。


彼女は、キミとアキをそもそも殺す予定だったのだ。アキがキミを殺し、その後に、南風原がアキを殺して。


「私は、アキ先生を助ける。そして、南風原先生をー。社会的に殺す。」と一言だけ言い、南風原を突き飛ばした。

数分後、警察が来た。

警察は、まず南風原に

「どうされたのですか。」と質問し、南風原は、


「この女子が私を突き飛ばした!逮捕して!」と言ったら、キミは、


「正当防衛です!この人は南風原と言いますが、隣で座ってるアキ先生をナイフを持って殺そうとしました。余罪もあります。昨日、私を殺すために、アキ先生に脅迫しました。
もちろん、その音声も、持ってますよ。」
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